イチロー、マルチで通算3011安打　単独27位浮上　２桁盗塁は23年連続

メッツ戦の４回、左前打を放つマーリンズのイチロー（ＡＰ） Photo By ＡＰ

　マーリンズのイチロー外野手（４２）は２９日（日本時間３０日）、ニューヨークでのメッツ戦に「６番・右翼」で先発出場。４回に左前打、８回に右中間二塁打を放ってメジャー通算３０１１安打とし、ウェード・ボッグスを抜いて歴代単独２７位に浮上した。４打数２安打１得点、１盗塁で打率は２割９分８厘。チームは延長１０回、１―２でサヨナラ負けを喫した。

　２試合連続でスタメンに名を連ねたイチロー。４回の第２打席で２死から初球の速球を捉えて５試合ぶりの安打をとなる左前打を放つと、すかさず二塁へ今季１０個目の盗塁を決めた。２桁盗塁はオリックス時代から２３年連続となった。

　８回２死ではメッツの４番手右腕リードから右中間を破る二塁打を放つと、次打者スクラッグスの左二塁打で均衡を破るホームイン。チームに先制点をもたらしたが、その裏に同点とされて１―１で延長戦へ。１０回、２死から５番手ウィトグレンがセスペデスにソロ本塁打を浴びて、マーリンズは３連敗を喫した。

　▼イチローの話（ウエード・ボッグスは）練習では僕みたいにぽんぽんとホームランを打てると聞いたことがある。そういう意味で似ているという認識が少しありますが、その程度です。