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一般男性が女性皇族と結婚したら殿下にできるか --- 八幡 和郎

アゴラ 8月29日(月)16時40分配信
「女系天皇の是非は悠仁さまのあとまで封印を」(http://agora-web.jp/archives/2021067.html)というアゴラに私が書いた記事は、おかげさまで専門家や政治家にも好評だった。とくに、間もなく満10歳の誕生日を迎えられ、着々と帝王教育が進んでいる皇位継承予定者である悠仁さまを廃嫡するというのは、穏やかでないというのは国民が広く共感する点だと思う。

そのことと関連して、本稿では、女帝・女系を支持する人は、その配偶者の扱いについてなんらのビジョンも持っていないということを指摘し、具体的な解決策について論じたいと思う。

歴代天皇のうち女帝は10代8名だが、4人は天皇ないし皇族の未亡人で、4人が未婚だった。つまり、女帝の夫というのは出現したことがないのだ。また、女性皇族は皇族以外との結婚で皇室を離れるので、民間人の男性が皇族になったこともない。

つまり、もし女性皇族が結婚後も皇室に残ることを認めるとすれば、その夫の扱いはまったく前例がない世界となる。もちろん、旧宮家の男性と皇族女性が結婚するならば、男性の皇族への復帰という形をとればいいのだから問題は少ない。

そういう方策を提案する人もいるが、そうでなくとも、皇族は近い血縁関係のなかで婚姻を繰り返した弊害もあり、あまりお勧めでない。

そうなると、平民の男性を女性宮様の配偶者にして妃殿下たちと同じように皇族扱いするべきかというと、国民感情としてバリアはかなり高いし、だいたい、女性宮様と結婚して皇族になりたいと思う若い男性、また、その親はかなりの野心家である可能性も強い。

そうすると、皇族にはするが、殿下の称号を与えないし公務などしていただくのも限定した形にするという方法もあるが、妃殿下たちとのバランスの悪さは否めない。

そこで、私が以前から提案しているのは、まず、公務については、結婚された女性皇族や旧宮家の方々に任期制の宮内庁参与のような形で分担してもらうと言うことだ。

そのことで、皇室と結婚後の皇族女性や旧宮家との絆や交流を深めてもらえるし、経済的な待遇を確保できる。
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最終更新:8月29日(月)16時40分
アゴラ
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