永六輔さんのお別れの会に出席するため、会場に入る黒柳徹子=東京都港区・青山葬儀所【拡大】
大ヒット曲「上を向いて歩こう」の作詞などを手掛け、7月に83歳で死去した放送タレント永六輔さんのお別れの会が30日、東京都港区の青山葬儀所で開かれた。
発起人を務めた女優の黒柳徹子は弔辞で「あなたが教えてくれた面白いこと、作ったたくさんの歌、忘れないように生きていきます」と別れを惜しんだ。フリーアナウンサーの久米宏は「46年間、先生だと思ってお付き合いした。長い間ありがとうございました」と述べた。
祭壇には一面の白い花と、20代、50代、70代とにこやかに笑う3枚の永さんの遺影が飾られた。通路にも、家族とくつろぐ様子や、テレビやラジオの収録風景など、さまざまな永さんの姿を収めた写真が展示された。
永さんの次女麻理さん(55)は「父のためにこうやって皆さんが集まってくださる。すごい人だったと思う」と目を潤ませながら語った。