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【国際】

戦争墓地墓標氏名をデータ化、豪 捕虜の旧日本兵ら埋葬

 【シドニー共同】在オーストラリア日本大使館は17日、太平洋戦争中に捕虜となった旧日本軍の兵士らが葬られている東部ニューサウスウェールズ州カウラ市にある日本人墓地について、524の墓標の氏名をデータベース化し関連資料と共にウェブサイトで公開する計画を明らかにした。サイトは2019年ごろの完成、公開を目指す。

 当時、日本兵は捕虜になったことを恥じて偽名を使った人が多く、ほとんどの埋葬者の身元は不明。大使館はサイトが身元の特定につながることを期待している。

 カウラ市の捕虜収容所では1944年、日本兵が脱走を企て、231人が死亡した。

 オーストラリア東部カウラ市の日本人墓地で行われた遺骨引き渡し作業=2015年9月(共同)

 オーストラリア東部カウラ市の日本人墓地で行われた遺骨引き渡し作業=2015年9月(共同)
 

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