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「いじめないで」スマホのアプリに遺書

加害生徒の名前を黒塗りにしたうえで、家族が公開した女子生徒の「遺書」の画像

遺族が公開 LINEで中傷、誹謗も

 青森市立中2年の女子生徒(13)が、2学期の始業式翌日の25日にJR奥羽線に飛び込み自殺したとみられる問題で、女子生徒が校内の複数の生徒からいじめを受けていたとの「遺書」を、スマホのメモアプリに残していたことが29日、分かった。「もう生きていけそうにない」など悲痛な訴えがつづられている。

 いじめたとされる生徒の実名も書かれ、「二度といじめたりしないでください」と訴えている。家族には「13年間ありがとう」などと書かれていた。

 29日夜、同市内で報道陣の取材に応じた家族によると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」による中傷、誹謗(ひぼう)を受けていたという。同級生らからも「中学1年のころから悪口を言われたり、無視されたりしていた」「1年の冬ごろから欠席が増えた」との声があり、家族は同日、学校側にいじめの有無などの調査を要請した。

 女子生徒は津軽民謡に合わせて踊る「手踊り」の学校外のチームに所属。東京都内で開かれた全国大会に向けて、亡くなる前日の24日も、午後9時ごろまで練習していたといい、父親は「いじめた生徒は大変なことをしたということを深く反省してほしい」と語った。【佐藤裕太、宮城裕也】

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