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 29日午前10時半ごろ、熊本県水俣市初野の九州新幹線新水俣駅で、駅舎出入り口上部に設置された換気用のガラス窓から、ガラスの一部が落下した。JR九州熊本支社によると、けが人はなかった。

 換気窓は、長さ35・5センチ、幅9センチ、厚さ0・6センチのガラス板約20個を回転させて換気する仕組みで、このうちの1枚が高さ3・9メートルから落下した。駅員がガラスの割れる音を聞いて現場を確認し、その後、窓のガラスをすべて撤去した。駅ができた2003年9月に設置された。この駅では7月6日にも同様の事故が起きており、ガラスに落下防止フィルムをはるなどの対策をしていた。

 JR九州熊本支社は、材料の劣化が落下の原因とみて調べており、今週中に、新水俣駅内に設置してある同様の換気窓の全てのガラスを撤去する予定だという。