和歌山の発砲事件 経営者の次男 逮捕状を請求

和歌山の発砲事件 経営者の次男 逮捕状を請求
29日午前、和歌山市の建設会社で、男が従業員4人に相次いで拳銃を発砲し、1人が死亡、1人が意識不明の重体になっています。警察は、発砲したのは、建設会社の経営者の45歳の次男とみて、殺人などの疑いで逮捕状を請求するとともに、行方を捜査しています。
29日午前9時前、和歌山市塩屋の建設会社「和大興業」で、男が40代の男性従業員4人に相次いで拳銃を発砲しました。撃たれた4人は病院で手当てを受けましたが、石山純副さん(45)が死亡し、このほかに、1人が意識不明の重体、2人が大けがをしました。
警察によりますと、けがをした従業員の1人は「5人で話し合いをしていたら、男がかばんから拳銃を取り出して撃った」と話し、現場には数発の薬きょうが落ちていたということです。
警察は、目撃者の話などから、発砲したのは建設会社の経営者の45歳の次男とみて、殺人などの疑いで逮捕状を請求しました。
また、午後3時すぎに、次男が逃走に使ったとみられる車が、およそ4キロ離れたJR和歌山駅の近くで見つかったということです。
警察は、110人の態勢で捜査本部を設置し、次男の行方を捜査しています。