北陸発シールズ行動「誰でもできる」 奥田愛基さん 金沢で講演
安全保障関連法に反対しラップ調のデモなど新しい運動スタイルで注目され、十五日に解散した学生グループSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)の創設メンバー、奥田愛基(あき)さんのトークイベントが二十六日、金沢市のITビジネスプラザ武蔵で開かれた。奥田さんは「誰でも何かをしようとすればできる」と活動を振り返った。(日下部弘太) 父がホームレスの人たちを支援し「朝起きたら知らないおじさんがいる」家庭で育ったことや、路上で亡くなる人もいて「この社会はこれでいいのかと思うこともあった」と語った。中学ではいじめで家に引きこもり、絶望の中で沖縄の島で暮らした経験も紹介した。 シールズ結成から四カ月で国会前デモに十二万人(主催者発表)を集めたが、「過大評価されている。僕らはみんなが立てる場をつくったにすぎない」「全く無名のところから何かをやっていくのが大事だ」と強調。解散もシールズという団体が目的ではないことを示すためだったと明かし、「何回も終わって、何回もまた始まっていく」と運動のビジョンにも触れた。イベントは市民有志の実行委が企画。八十人が参加した。 PR情報
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