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きよねこ

学んだこと、考えたことを書いています。

非行少年問題は親がどうにかするしかない

コラム

こんにちは、きよねこです。

埼玉県東松山市の河川敷で16歳の少年が殺害された事件。
東松山市の河川敷で井上翼さんの遺体が見つかったもので、警察は、中学生3人を含む、14歳から17歳の少年5人を、殺人の疑いで逮捕した

パズル

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カラーギャングの名前はパズル。

殺害された少年は加害者側の少年と同じカラーギャングに所属していた。

犯人の特定はされている。
こちらの記事に書いてある。
主犯格の二人は顔だけ見たら若い、少年と青年の間という雰囲気だ。
一人は顔だちが整っている。
井上翼さん殺人事件犯人の少年らのツイッター、フェイスブックはこちら!(顔画像、名前あり) 逮捕少年、カラーギャング集団「パズル」に所属か | 悪善ニュース

チームの人数不明。
パズルのTwitterでは400人と書いてるが、そもそもTwitterが本物なのかわからない上にその人数は埼玉でこの時代では考えづらい。
パズルのTwitterが本物かわからないというのはツイートが1つしかないのとフォローしている人たちのアカウントがこの事件に関してツイートしている様子がなかったためだ。
今の時代でも北九州、福岡、大阪なら百人を超える規模の不良少年の団体がある可能性はあるが、400人を超える規模をこの時代で埼玉は私の知る限りでは考えづらい。
池袋ウエストゲートパークのようなカラーギャングの黄金時代ならまだしも、いまは2016年だ。

パズルのメンバーは14~18歳くらいが中心で、学校には行かず、とび職や土方をしていたそうだ。
画像だと体格は細身、引き締まってはいるが、骨格的に太い人はいなかった。
でも鳶をやっているなら腕力はあるのだろう。

主にカツアゲ、赤い服着たやつを狩ったりしていたそうだ。
後者に関しては意味わからないなと思っている。

弱者は弱者を狙う

彼らは弱者である。
社会的にレールから外れ、非行活動をしている。
しかも非行活動があまりにも非経済的、非効率でしょうもない。

弱者の受け皿としてこういうギャングがあるのは致し方ないだろう。
必ずどの時代にもこういう存在は、一定の割合で不良、外れてしまう存在はあふれてしまうものだ。
弱者が集まって、人数となり、組織となる。
結局は弱者の集まりであるので、同じ組織内でさらなる弱者を見つけて、上下関係となり、虐げられてしまう。
その中で優越感を感じて、自尊心を保つのだ。

こちらの不良少年だけの弱者の集団であるギャング。
経済性を求めて集まった存在ではない。
ここはヤクザや海外のギャングとは違うところだ。
自分の居場所や存在感を保つだめに必要としている、非常にあいまいな不安定な存在である。

彼らが怒りやストレス、自らの強さ、存在を証明するためには、外側と内側にて発散するしかないのだ。
外側はカツアゲ、非行活動(万引き)。
内側は仲間内(仲間?)で上下いじめ。

なんとも虚しく哀れな存在だ。

少年の家族の罪

少年が殺害されたことで家族は悲しみ怒っている。
ただこれはこうなることは可能性としてありえた。
予想できない範囲ではなかった。

今回のような前に根性焼きやその他にも暴行のような扱いを受けていた。
エスカレートする可能性はあった。
この時点で危ない、リンチの前兆はあった。
少年が電話やlineを無視していたのも無理もないだろう。

そしてチームに所属していることも気づいていただろう。
親なら辞めさせるべきだ。

少年は子供だ。
子供が自ら引っ越しして働いて、生活するのは困難。
親がどうにかするしかないだろう。
はっきり言うが親は自分の問題も反省しなくてはいけない。

どうするべきだったのか

逃げるべき

これに尽きる。
気をつけることがある。
私が見てきた中で、非行少年というのは更生のために頑張ろうとしても結局は元の仲間に連絡して、またつるむようになる。
そして犯罪行為に至ってしまう。
連絡を一切しないことが大事だ。
非行仲間の友達ともだ。

まわりがそういうことをしていたらいつの間にか染まってしまう。

携帯を変えて、引っ越しをすべきだったのだ。
別の都道府県に行くべきだ。

加害者になる可能性

今回は被害者のことだけ取り上げられているが、被害者も加害者も同じチームである。
つまりは加害者側になってしまうこともありえたわけだ。
もしあなたの子供が所属していたら被害者だけではなく、加害者にもなりえただろう。

自分の子供が人を殺すわけがない!
と思っているなら馬鹿である。
自分の子供になると親は都合よく考えてしまう傾向があることを親なら自覚しないといけない。

私が事件を犯した少年たちを見ていて思うのはこういうチームに所属しているやつらというのは一人、一人だと話すと普通なのだが、集団になると気が強くなったり、セーブできなくなるのだ。
我慢できないのだ。ノリだ。

過去に集団で暴行した罪(レンガなどで相手の顔、頭を殴ったり)で捕まった少年がいた。
普段の彼はお調子者、面白い、気遣う、いいところがあった。
私は、どうしてそんなことをしたのか、と聞いたことがある。

彼は「ノリ」だと答えていた。
周りがやるから一緒にやる、流れ、そういう雰囲気。

信じらないかもしれないが、大人だって集団になると判断力は鈍ってしまうものだ。
子供なら尚更である。

地域と学校の責任

こういう不良少年が多いところは学校は酷い状態になっている。
地域と学校にも責任はある。
勿論、一番の責任は親だが、地域と学校が一体となって、非行少年の問題に取り組む活動をやらなければならない。

私が前にいた小学校では「殺すぞ」などと平気で子供たちは言ってきたり、暴力や他の大人のメガネを壊されることもあった。
あのままだと中学生になると、さらに手がつけられなくなるだろうが、学校や学童は親との衝突は避けようとする、親は親で馬鹿なので自分の子供は可愛く思えて、更生させようとしない、危ない兆候に気づけていない。

最初の時点でしっかりしておかないと後々が不味い。
実際に中学になって体が大きく、大人の私と並ぶ暴力的な子がいた。
もう親の言うことは一切聞かないし、暴力的なことまでする。

無理なのだ。
子供が小さければ小さいときほど親はしっかりしておかないといけない、矢印が別の方向を向いていると最終的には大きくずれてしまうのだ。

親がやること

親は自らの子供が不良集団に所属していたら辞めさせるべき。
引っ越しと携帯変えて連絡させない。
連絡させないというのは本人にその意思がないなら無理だろうが、引っ越しのような強制的に場所を変えることは親なら出来るはずだ。

距離が遠くなれば会うのが難しくなる、そうなるとつるむこともできない
仕事の都合で、など理由なんて嘘でもなんでもいいだろう。
それか子供だけ居場所変えさせよう。
「海外に留学してみたら?」「男一人で日本中を旅してみるとか面白そうじゃない?」と楽しむように提案してもいい。
私が15~17歳のときなら親が経済的に援助してくれるなら海外留学か日本旅は楽しそうだから行っていただろう。

こういう非行少年の問題を解決しようとするNPO団体は複数ある。
自らが元々は不良少年だった大人が行っているところもある。
母親や父親で解決出来そうにない状態になっていたら、こういうところに相談して頼るのもいいだろう。
自分の子供のことになると冷静に判断できない可能性もある。

最後に

ただこういう少年たちが出てしまうことはわからなくもない。
生きづらい、必ず一定の割合で出てしまい、居場所がなく、同じような人がいたら仲間になり、他の人に危害を加えて、自らの存在を証明する、このままだと下のまま、同年代は順調に高校、大学出て、会社に入るだろうが、自分には無理だ、落ちぶれたまま、自分が上に行くにはどうするか、、一度落ちたら表ではむりだ、そうだ、裏に行こう。

こうして不良少年の集団から、同じようなにおいがする大人の世界、暴力団へと染まっていく。
または半ぐれのようなところに所属して、さらなる非合法活動に入る。