独 ことしの難民受け入れ 30万人にとどまる見通し
去年、これまでで最も多い110万人近い難民や移民がたどり着いたドイツで、難民政策を担当する移民難民庁のトップが地元紙のインタビューに答え、ヨーロッパからトルコに難民を送り返す措置が始まったことを背景に、ことし1年間にドイツに到着する難民や移民は最大でも30万人にとどまるという見通しを示しました。
ドイツの大衆紙「ビルト」の日曜版は、難民政策を担当する連邦移民難民庁のトップ、ウァイゼ長官に単独インタビューを行い、その内容を28日付けの紙面で伝えました。
この中でウァイゼ長官は、ことし1年間にドイツに到着する難民や移民の数は、最大でも30万人にとどまるという見通しを示し、ドイツ政府として、ことしは25万人から30万人の受け入れ準備を進めていることを明らかにしました。
ドイツには去年、中東などからこれまでで最も多い110万人近くの難民や移民がたどり着きましたが、ことし4月、ギリシャに到着した難民や移民をトルコに送り返す措置が始まって以降、到着する難民の数は大きく減っています。
一方で、ドイツでは先月シリアなどからの難民が相次いで凶悪事件を起こし、「ビルト」は世論調査の結果、メルケル首相の続投を求める声が42%にとどまったと伝えていて、ドイツ政府にとって難民への対応は引き続き大きな課題となっています。
この中でウァイゼ長官は、ことし1年間にドイツに到着する難民や移民の数は、最大でも30万人にとどまるという見通しを示し、ドイツ政府として、ことしは25万人から30万人の受け入れ準備を進めていることを明らかにしました。
ドイツには去年、中東などからこれまでで最も多い110万人近くの難民や移民がたどり着きましたが、ことし4月、ギリシャに到着した難民や移民をトルコに送り返す措置が始まって以降、到着する難民の数は大きく減っています。
一方で、ドイツでは先月シリアなどからの難民が相次いで凶悪事件を起こし、「ビルト」は世論調査の結果、メルケル首相の続投を求める声が42%にとどまったと伝えていて、ドイツ政府にとって難民への対応は引き続き大きな課題となっています。