がん家系って迷信? がん保険でチェックされるの?
Q
先日、父に初期の胃がんがみつかりました。
幸い、発見が早かったのでひとまず大丈夫でした。
ウチは自他ともに認める、いわゆる「がん家系」です。
親戚でも何人もの人が、がんで亡くなっていて、母方も父方も、がんを患ったことのある人がいます。
父の今後のこともすごく心配なのですが、わたし自身、結婚を前提に付き合ってる彼と話していて、
「がん家系なのか。じゃあ保険のこともちゃんと考えよう」と言われてしまい、少し悩んでいます。
今は健康ですし問題ないのですが、もしも結婚などを機に、がん保険に加入したいと思った場合、
親類などのがんの状態などもチェックされたりするのですか?
わからないことばかりで不安です。
(メトロポリターナさん 26歳)
~管理人の回答~
メトロポリターナさん、こんにちは。
「がん家系」ですか…。
結論からいえば、がん家系は存在するともしないとも残念ながらわかりません。
でも、がん家系であることを理由に、保険加入が制限されることはありません!
まず、がんの定義の話から。
がんは、細胞が無秩序に増え続ける病気。「悪性新生物」「悪性腫瘍」とも言われます。
細胞のコピーミスで起き、誰でも発症する可能性がある病気です。
その細胞のコピーミスの原因は、おもに遺伝要因と環境要因にあります。
約60兆といわれる身体の細胞が、遺伝要因によるバグだけでなく、生活環境の空気や水、食べもの、飲酒・喫煙・ストレスなど習慣などによって、正常に機能しなくなってしまい、その状態が続いてしまう。
遺伝要因と環境要因は、個体によって影響が異なります。
たとえば乳がんでは、日本では5~10%は血縁者内に乳がん患者がいるとされます。
メトロポリターナさんにとって、この数字が深刻でないといいのですが。
統計的な話でいえば、がんは近年の予防医学の発展や検査体制の確立から、初期発見による患者=がんになる人が増え、同時に治療で治ってしまう人も増えています。
また、高齢化が進むなか、最終的にがんで亡くなる方の割合も上がっています。
何がいいたかったというと、それほど現在の日本では、がんは当たり前の病気だということ。
ご懸念のように、がん保険に加入したい方の親類などの病歴まで調べられる、といったことは基本的に成立しません。(費用が膨大になりすぎるので)
過去にがんを患った人でも加入できる保険商品があることからも、そのあたりはおわかりかと思います。
ただし、それぞれの保険会社によって、いわゆる「がん保険」でカバーする「がん」に微妙な差異があることはお忘れなく。
・悪性新生物のみ
・悪性新生物と上皮内がん
・悪性新生物と上皮内新生物
といった分類があり、ご自分の加入しようとするがん保険が、どの程度までをカバーできる商品なのかは、しっかり確認してくださいね。
様々ながんがありますが、最近では「もう治った」と呼べるほど生存率の高い症例もたくさんあります。治療法でも、より再発リスクの少ないものや予防検診へと、どんどん時代とともに医学は進化してきています。
メトロポリターナさんの心配が杞憂でありますよう。
そしてひとまず、お父様が今後ともお元気でありますよう。
がん保険に関して詳しく知りたいのであれば、無料の保険相談サービスを利用して、
各社のがん保険についての忌憚のない意見を聞いてみるのはどうでしょうか?
知識豊富なFPさんが懇切丁寧に説明してくれますので!