少年殺害事件 逮捕の5人全員が殺意否認

少年殺害事件 逮捕の5人全員が殺意否認
埼玉県東松山市の河川敷で16歳の少年を殺害したとして少年5人が逮捕された事件で、その後の調べに対し、5人全員が暴行を加えたことは認めているものの、殺意について否認していることが警察への取材でわかりました.
警察は、少年が死亡した際の状況を詳しく調べています。
今月23日の朝、埼玉県東松山市の河川敷で、隣の吉見町に住む井上翼さん(16)が死亡しているのが見つかり、中学生3人を含む14歳から17歳までの少年5人が殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、このうち4人は容疑を認め、1人は「その場にいただけだ」と否認していましたが、その後の調べに対し、5人全員が暴行を加えたことは認めたものの、殺意について否認していることが警察への取材でわかりました。
これまでの調べで、少年らは現場の河川敷で「殴ったり、蹴ったりしたほか、動かなくなるまで頭を持って水につけた」などと供述しているということです。また、「暴行を加えたあと動かなくなり、橋の下まで運んで逃げた」という趣旨の供述もしているということで、警察は、5人の供述を突き合わせるなどして、井上さんが死亡した際の状況を詳しく調べています。