会社とは思えないおしゃれなオフィスに誰もが憧れますよね。
おしゃれなオフィスを作ることは、社員の満足度だけでなく会社のブランディング、採用にも良い結果をもたらします。
最近は小さな規模でも、工夫しておしゃれに見せているオフィスが圧倒的に増えています。
この記事では、オフィスをおしゃれに見せる方法と、4つのおしゃれなオフィスを詳しくご紹介します。
おしゃれのポイント、オフィスがどのように作られたか、そのオフィスが導入しているおしゃれインテリアまで丸ごと紹介するので、自社に取り入れる参考にしてみて下さい!
1、「働きやすく、一貫したコンセプト」がおしゃれなオフィスの条件
2、おしゃれなオフィスを作る7つの要素
①ニュートラルなカラーを使う
②観葉植物を取り入れる
③照明を変える
④壁紙や床を変える
⑤家庭用のインテリアを置く
⑥おしゃれなブラインドを使う
⑦リフレッシュできるスペースを作る
3、真似できる!4つのおしゃれオフィス紹介
◆株式会社ワークスメディア ベトナムオフィス
◆株式会社ワークスメディア
◆株式会社エスプール
◆株式会社セレス
4、おしゃれなオフィスデザイン会社4選
5、まとめ
1、「働きやすく、一貫したコンセプト」がおしゃれなオフィスの条件
おしゃれなオフィスとは、どういったオフィスを指すでしょうか。
近年「おしゃれ」と言われているオフィスには、2つの共通点があります。
① 社員が働きやすいオフィス
オフィスは社員が人生の大半の時間を過ごす場。
洗練されたおしゃれなオフィスは、家のインテリアにこだわるのと同じように、「社員が働きやすい環境」を追求しています。
社員同士がストレスにならない動線がレイアウトされ、作業に集中したり、肩肘張らずにくつろげるリラックススペースやミーティングスペースを作っている場所が多いです。
執務スペースには広いデスク、世界的に名高い有名ブランドのチェアなどを導入しています。
働きやすいオフィスは社外の来客やリクルーターへのアピールにもなります。
「こんなオフィスで働きたい」と思わせるオフィスこそ、憧れの的になり企業のブランディングにも一役買います。
② 一貫したコンセプトを持つ
オフィスのおしゃれさは全体のバランスで決まります。
1つ1つおしゃれなインテリアを取り入れていても、一貫したデザインのコンセプトがなければバラついた印象になってしまうからです。
「緑と光があふれる、明るく開放的な空間」や「アメリカのガレージのようなヴィンテージなオフィス」などといった具体的なコンセプトがあると、コンセプトに沿って導入するインテリア、壁や座席のレイアウトがおのずと決まって、まとまりのあるおしゃれなオフィスが出来ます。
また、企業ロゴや名刺、サイトデザインに使われている色を取り入れ、コーポレートイメージと一貫させてイメージを作り上げているオフィスもあります。
オフィスと制作物のデザインを一貫させることは企業のブランディングにつながり、来客へのアピールや採用にも効果的なオフィスになります。
近年国内で話題になったおしゃれなオフィスを持つ企業を見てみましょう。
・ウォンテッドリー株式会社
http://blog.kushii.net/archives/1983241.html
2015年に移転し話題になった新オフィスです。エントランスからオフィスには見えない、インテリアショップのような内装です。会議室の名前は全て「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドの名前になっているそうです。
・株式会社ミクシイ
http://www.okamura.co.jp/service/bp/office/mixi.html
「素材感と味」にこだわったmixiのオフィス。床や壁に木目やさびた金属板などの素材が使用され、おしゃれな雰囲気を演出しています。
バーラウンジもあり、社員がくつろげるおしゃれなオフィスの代表格になっています。
・株式会社ディー・エヌ・エー
http://blog.kushii.net/archives/1736921.html
渋谷ヒカリエにあるオフィス。このオフィスの最大の特徴は、一般利用も可能な広いカフェ「Sakura Café」。オフィスのデザインもさることながら、カフェスペースで仕事が出来る点は、おしゃれ感度の高い社員にとっても嬉しいようです。
国内外のデザインに拘ったオフィスが見たい方は、こちらの記事を参考にして下さい。
【最新版】こんなオフィスがあったんだ!誰もが驚く世界のオフィスデザイン100選
http://ashita-office.com/office-design-100-2397
2、おしゃれなオフィスを作る7つの要素
では、ここでは実際にオフィスをおしゃれに見せる方法をお教えします。多くのおしゃれなオフィスが取り入れているノウハウなので、参考にして下さい。
①ニュートラルなカラーを使う
極端な配色は避け、白やグレー、セピアカラーなどのニュートラルな配色をベースに、黒やグリーン、レッドなどのアクセントカラー、さらには、壁や床、カウンターなどのワンポイントにウッドや金属などの素材感をプラスするとおしゃれな印象になります。
ですが、クリエイティブなイメージや活気あるイメージを重視したい場合は多色使いも効果的です。
http://blog.kushii.net/archives/1840195.html
ピクシブのオフィスは、あえてカラフルな配色を内装に使うことで、様々な作品が発信される自社サ-ビスを体現するようなオフィスデザインに仕上げ、企業や各メディアからの注目を集めました。
②観葉植物を取り入れる
オフィス内にグリーンを取り入れることは近年のオフィスデザインのブームです。味気ない事務的な雰囲気にならず、オフィスが明るくなります。
グリーンには目の疲れを癒したり、集中力を向上させる効果があり、リフレッシュ出来る空間を演出できます。
また写真栄えするため、コーポレートサイトなどで内装をアピールする際に効果的です。手入れが大変なので、造花のグリーンを使っても問題ありません。
一般的な鉢植えで観葉植物を取り入れるのもいいですが、壁面緑化や、天井に配置するなどオフィス全体に大胆に取り入れると、よりおしゃれに見えます。
▼オフィスにオススメの観葉植物
・エバーフレッシュ
http://www.link-fl.co.jp/fs/linkflorist/254096
http://www.park-ers.com/works/toranomon.html
尖った葉が特徴で、近代的なインテリアにもマッチするグリーン。1mくらいのものを鉢植えで取り入れるのがおすすめです。
細身なので圧迫感は少ないですが、葉が開くため華やかで、オフィスにスタイリッシュな印象を与えてくれます。
夜になると葉を閉じ、朝になると葉を開く植物なので、社員の気持ちの切り替えにもなるでしょう。
同じサイズでオススメの植物:パキラ、アルテシーマ
・シュガーバイン
http://www.prima-deco.jp/greenpark2.html
5枚の葉がお花のようにつく、かわいらしい印象のグリーンです。
デスクや棚に置くのも良いですが、下に垂れる植物のため、吊るしたり造作壁に植えたりして、高い位置に取り入れるのがオススメです。
オフィス内でも目を引く存在になります。
同じサイズでオススメの植物:グレープバイン、ポトス
③照明を変える
照明は、オフィス全体の雰囲気に関わる重要な要素です。間接照明やペンダントライトを取り入れる、また照明の色温度を変えるだけでもおしゃれになります。
照明の色は、暖色系であればリラックス出来る落ち着いた雰囲気を演出できます。
従来のオフィスでは、明るさから脳を活性化するといわれていた寒色系の昼光色が普通でしたが、おしゃれなインテリアを取り入れているオフィスでは、昼白色と呼ばれる暖色系の照明を取り入れることが増えてきました。
インテリアショップやおしゃれな飲食店などでも、暖色系の色味が使われていることが多く、リフレッシュスペースやエントランスなどは照明の色を変えることで空間にメリハリをつけることも出来ます。
④壁紙や床を変える
http://vipworks.net/interior/skype-office-design-stockholm.html
視覚的に床や壁紙が占める面積が大きいため、ここを変えるだけでもかなり雰囲気が変わります。白い壁にグレーのカーペットという昔ながらのオフィスから脱するには、色や柄つきの壁紙やフローリング、タイルカーペットに変えてみるのがおすすめです。
http://www.room-art.jp/craftsman-office.html
事務的なイメージの白壁から、森を思わせる壁紙に張替えました。
息が詰まりがちな会議室が視覚だけでもリラックス出来る空間になります。
現在はDIYとして自分で壁紙を変えることも出来るようになっています。場所によって違う雰囲気にするのも良いでしょう。
輸入壁紙専門サイト「WALPA」:http://walpa.jp/
最近はコンクリート打ちっぱなしのような雰囲気のモルタル風タイルカーペットや、木目調の壁紙など、素材感のあるものがオフィスのトレンドです。
タイルカーペットの平方メートル単価は2000円前後で、フローリングも同じくらいの単価で施工が出来ます。
http://item.rakuten.co.jp/harry/sg-is-301-304/
⑤家庭用のインテリアを置く
http://ur0.work/uZ1o
オフィス用の家具は事務的な見た目で選択肢が少ないため、他のオフィスと差をつけるには家庭用の家具から選ぶとおしゃれになります。
カラフルなソファを置いたり、会議用のテーブルにダイニングテーブルを使用したりすると、個性的な空間を演出できます。
また、家庭用インテリアはオフィス用のものよりもコストが下がるため、小規模な移転を考えているオフィスや模様替えを楽しみたい
オフィスにもおすすめです。
https://webkikaku.co.jp/blog/event/office-2/
カラフルなインテリアチェアとダイニグテーブルを使った会議室。社員からは「家具がかわいい!」と好評だそう。
照明も鮮やかなグリーンのペンダントライトを使い、空間全体をおしゃれなインテリアで統一することで事務的でありきたりな会議室のイメージと差をつけています。
▼オフィスにおすすめのインテリア
タキザワ ソファ3P クルール 59,800円 http://www.takizawa-kagu.co.jp/SHOP/TZW0385.html
http://hrnabi.com/2014/08/25/3100/
パッチワーク風のソファは、リフレッシュスペースなどに置くとパッと華やかな印象になります。
オフィス全体をシンプルなカラーで統一して、こうしたインパクトのある家具をアクセントとして置くとよりおしゃれに見せることが出来ます。
ダイニングテーブルセット【BULD】ボルド 101,600 円 http://www.interior-artesia.com/products/detail.php?product_id=257
カフェ風のダイニングテーブルセット。
社内のリフレッシュ&ミーティングスペースにするも良し、ソファ付きなので、来客の際にはちょっとした応接セットとしても使用できます。
場所の用途によって、インテリアも吟味していくといいでしょう。
⑥おしゃれなブラインドを使う
http://www.nichi-bei.co.jp/jsp/DigitalCatalog/claire/
http://item.rakuten.co.jp/blind-market/bmwb-ts-db-adh/
ブラインドが味気ないアルミ製やロールスクリーンで汚れていたりすると、せっかくインテリアをおしゃれにしても台無しになってしまいます。おすすめは木製のブラインド。
ブラインドが違うだけでも、重厚感がありナチュラルな印象になります。
画像のような色つきのブラインドもあるので、オフィスに明るい雰囲気を演出したい場合はグリーンやベージュに近い色を取り入れるのがオススメです。
木製のブラインドであれば、落ち着いた素材感が出るので明るい色でも安っぽくならずに済みます。
http://www.indeko.co.jp/works/?id=1270190324-654335&p=1&mca=6&ca=1269081601-703679
羽の向きが縦型の「バーチカルブラインド」もおすすめです。
通常の横型のブラインドよりも空間を広く見せる効果があり、狭いオフィスでも開放感を演出することができます。
⑦リフレッシュできるスペースを作る
http://blog.kushii.net/archives/2004230.html
おしゃれなオフィスに必ずといっていいほどあるのが、社員がリフレッシュできる休憩スペースです。カーペットとクッションで足を伸ばしてくつろげるスペース、社員が自由に使える休憩用のソファ、コーヒーが飲めるカウンターなど、少しのスペースでもリフレッシュできる空間を作りましょう。
3、真似できる!4つのおしゃれオフィス紹介
◆株式会社ワークスメディア ベトナムオフィス
ITベンチャー企業ワークスメディアのベトナム支社のオフィスです。ベトナムの人材会社が開催した「オフィスデザインコンテスト」で200企業中25位という上位に選出されました。国内のオフィスではありませんが、日本の担当者が現地の内装会社とともに作ったこだわりのオフィスを紹介します。
① オフィスのコンセプトは?
「窓一面のグリーンを生かした、社員がリラックス出来るオフィス」がコンセプト。
ベトナムではデザインにこだわったオフィスは少なく、インテリアにはスタイリッシュなものを選び、他企業との差別化を図っています。
実際にこのオフィスになってから、採用人数に大きな変化が出ています。
「リラックス出来る環境」として、オフィスで働く20名全員がゆったりと座れるソファやチェアのあるリフレッシュルームを広く取りました。
また、日系企業の海外拠点として「日本を感じられる要素を入れたい」という意向で、パーテーションとして竹の素材を取り入れ、日本好きの社員のお気に入りのスポットにもなっているようです。
② オフィスはどのように作られた?
日本の本社の担当者が現地の内装業者に依頼して、デザインを決定しました。
国内、現地のデザイン会社数社に見積りを取り、費用と最初のデザイン案を比較し、一番イメージに近い企業を選定しました。
壁の素材、カーペットの種類、机のデザインなど、パーツごとに細かく指示を出したそうです。
言語や文化の壁があったため、意思疎通は「Cacoo」というオンラインのドローイングツールを使って行われました。
オンラインドローイングツール「Cacoo」:https://cacoo.com/lang/ja/
画像に直接書き込み、業者にビジュアルで指示を出せるためデザインの意思疎通にはもってこいのツールです。
無料で試せるので、デザイン会社にイメージを画像で伝えたいときに使用してみて下さい。
デザイン発注から工事完了までは5ヶ月かかり、何度か担当者が現場での工事に立会い、プランどおりに進んでいるかを確認しました。海外であったこともあり、素材やデザインの細かいやりとりはかなりの回数に及びました。
▼エントランス
業者のデザイン案に、他社の参考画像を出して、使用して欲しい素材のイメージを伝えています。
▼リフレッシュルーム
「窓一面の緑を生かす」コンセプトに基き、窓に向かうカウンター席を業者の提案に依頼しています。レイアウト図や、使用したい椅子のイメージを明確に提示。
最終的にイメージどおりのカウンタースペースを設置することが出来ました。
③ 導入されているインテリア紹介
・フェイクグリーン
こちらのオフィスには、エントランスの壁面、竹のパーテーション、天井にグリーンを取り入れています。手入れの手間を省くためフェイクのグリーンを使用しています。
・リフレッシュソファー、テーブルセット
リフレッシュルームの一番の自慢、15人が座れる大きなソファ、テーブルのセット。
こちらの家具はまるごと、内装会社の提案によるものです。昼寝も出来るゆったりとしたソファは、昼休みの社員にとっても嬉しい福利厚生になっています。
◆株式会社ワークスメディア
先にご紹介したワークスメディアの本社オフィス。
オフィス移転を核とする企業ならではの、居抜きを利用した戦略的なブランディングをご紹介します。
坪数:130坪
① オフィスのコンセプトは?
「水・光・緑」をテーマに作られたオフィス。運河に面した大きな窓が全ての執務室から見えることが特徴で、室内で仕事をする社員も外の景色を体感できるようにと考えられたコンセプトです。
エントランスに設置された水槽や会議室に設置された滝で『水』を、オフィスの通路や執務スペースの天井に本物のグリーンを置いて『緑』を、そして、照明を使った影の演出や自然光を多く取り入れることで『光』を感じる工夫がされています。
白を基調とした明るくシンプルな空間に緑を取り入れることで、開放的なオフィス作りがなされています。
② オフィスはどのように作られた?
ワークスメディアのオフィスは、もともと外資系のデザイン会社の居抜き(内装がそのまま残った)オフィスを利用しています。
エントランスやリフレッシュルームなど、もとからあったデザインは大きく変えず、アレンジすることでかかるコストを削減しました。
執務スペースはデスクごとのパーテーションを取り払い、天井からグリーンを吊るしたたことで開放感あふれる雰囲気にガラッと変わりました。
執務スペースの天井に設置された円形のグリーンや、会議室の滝はグリーンの業者「青山Flower」とコラボレーションしオリジナルでデザインされたものです。
居抜きでコストを抑えた分、来客に印象付けるためのオフィスのトレードマークを作成しています。
③導入されているインテリア紹介
・オカムラ バロンチェア
http://www.okamura.co.jp/product/seating/baron/
価格:\121,490
プログラマーなどWeb制作の部署が使用している、後傾姿勢に優れたメッシュチェア。
ライトグリーンをチョイスし、植物の色とコーディネートし色のバラつきを抑えています。
・ハラー キャビネット
価格:140,000~
応接室に取り入れられているキャビネット。洗練されたシンプルなデザインと高級感のある素材です。シンプルな家具は、あえて有名メーカーのものを取り入れることで来客との話のタネにもなります。
◆株式会社エスプール
坪数:180坪
多くの子会社を持つホールディングス会社、株式会社エスプールの2015年に移転したばかりの、最新のトレンドを取り入れたオフィスをご紹介します。
① オフィスのコンセプト
エスプールのコンセプトは、『自然が感じられるオフィス』。
コンセプトの通り、エントランスから壁面緑化が施された空間が広がります。待合・打ち合わせスペースの中心には背の高い観葉植物も植えられていて、森に迷い込んだかのような錯覚を起こすほど。
床や壁にもウッド素材を使用しています。
エスプールでは、オフィスのデザインに拘ったことで優秀な人材が集まるようになり、おしゃれにする前とした後では、面接に来る人数の違いが目に見えて分かるくらい変化があったようです。
② オフィスはどのように作られたのか?
こちらのオフィスを手掛けたのは、世界中のデザイナーズ家具から自社ブランドまで、こだわりのインテリアを扱うリグナ株式会社です。
インテリアブランドのオフィスプロデュースというだけあって、家具を含めた細部にまでトータルで拘りが伺えます。
場所によって使われているデスク、チェア、照明、壁紙何もかもが異なり、インテリアブランドならではのおしゃれさが伺えます。
それぞれの会議室では壁紙や家具を変えるだけで雰囲気を変え、執務スペースは社員がより集中出来るよう、ナチュラルな来客スペースとは打って変わって実務的な印象。
オフィスデザインを請け負う会社はたくさんありますが、インテリアにこだわりたい場合はリグナのようなインテリアブランドに相談してみるのも手でしょう。
③ 導入されているインテリア紹介
このオフィスでは、ウッド素材を中心にインテリアも「自然」を感じさせるものが多くなっています。
・MARY CHAIR MIX
http://www.rigna.com/item/10188
価格:15,120円(税込)
サイズ:幅38cm × 奥行42cm × 高さ83.5cm × 座面高さ45cm
ミーティングスペースにあるカジュアルなデザインチェア。執務スペースには向きませんが、ダイニングのようなくつろぎの印象を出すにはぴったりです。
・PRONTO Desk
価格:149,040~173,880円(税込)
サイズ:幅112-140cm × 奥行63cm × 高さ72cm
こちらでは社長室で使われているウッド素材のデスク。シンプルながら一般的なスチールのデスクを使用するよりもおしゃれに見えます。ナチュラル志向のオフィスには是非取り入れたいアイテムです。
◆株式会社セレス
坪数:200坪
東証マザーズへの上場も果たしたスマートフォンメディア企業、株式会社セレスのこだわりあふれる、ブルックリンスタイルのおしゃれなオフィスをご紹介します。
① オフィスのコンセプト
こちらのオフィスには、デザイン面と機能面で、二つの異なるテーマがあります。
まず、デザイン面でのコンセプトは「ブルックリンスタイル」。アメリカのミッドセンチュリーを思わせるデザインです。
オフィスに入ると、まるでインテリアショップを訪れたようなヴィンテージな空間が広がります。本物のアンティーク小物を取り入れたこだわりのエントランスや、エイジングを施した壁、外国のカフェのようなリフレッシュスペースなど、細部まで一貫したコンセプトで作られています。
一方、機能面でのテーマは「コミュニケーションが取りやすい空間」。執務スペースは、ブルックリンスタイルのほかのスペースとは違いシンプルで機能的にデザインされています。
間仕切りが一切ないフラットな空間で、一目でオフィス全体が見渡せるようになっています。
② オフィスはどのように作られたのか?
こだわりあふれるセレスのオフィスは、副社長の野崎さんに一任されたそうです。
デザインに関しては、多くの人が考えるとそれぞれの意見が混ざり、平準化して普通に収まってしまうか、どんどん機能が追加されて混乱してしまうという考えから、一人が考えることになりました。
ブルックリンスタイルというコンセプトをもとに、管理部門で関係企業と形にしていきました。
先進的なデザインの多いメディア系の企業の中でこうしたテイストは珍しいため、来客にインパクトを与える要素になっています。
こちらのサイトで詳しいオフィス紹介が見られます。
オフィスWatch:http://of-watch.jp/
③ 導入されているインテリア紹介
・ハーマンミラー セイルチェア
価格:\86,400
応接室に使用されていたのはハーマンミラーのセイルチェア。背面のメッシュがスマートで、スペースもとらずスタイリッシュなデザインです。一癖あるデザインを取り入れたい、先進的なオフィスにおすすめです。
・アンティーク電話機
受付の呼び出しは、なんと本物のアンティークの電話機。しっかり内線が繋がります。アンティークショップで購入したもので、インパクトは抜群。
受付電話という当たり前のアイテムをおしゃれにする工夫で他と差をつけています。
4、おしゃれなオフィスデザイン会社4選
ここでは、オフィス仲介の専門業者がピックアップしたおしゃれな内装を施工しているデザイン会社を厳選してご紹介します。
デザイン会社は多くあるので、数社に見積りを出して、デザイン案を比較して自社のイメージに一番近いものを選ぶのがおすすめです。
▼ドラフト
http://www.draft.co.jp/
ウォンテッドリーのオフィスを手がけたデザイン会社です。先進的で斬新なデザインで注目を集めています。
▼NARING CREATIVE
http://www.naring.co.jp/index.html
サイバーエージェントのオフィスを手がけています。店舗デザインも多く手がけており、ショップのような内装にしたい企業にもおすすめです。
▼ユニオンテック
http://www.union-tec.jp/
ウッドなどを使った素材感のあるナチュラルなデザインを多くてがけるデザイン会社です。デザイン実績が豊富なので、サイトの施工事例を参考にして下さい。
▼Steaven Leach
http://sla-group.com/
事例で紹介したワークスメディアの居抜き前のベースの内装を作った外資系企業。
斬新で先進的なアイデアが欲しい場合は、外資のデザイン会社に目を向けてみるのもおすすめです。
5、まとめ
この記事では、オフィスをおしゃれに見せる方法や、実際に工夫しているおしゃれな企業を紹介しました。
一貫したコンセプトを決め、社員の働きやすい環境を目指して小さなところから工夫するだけでもおしゃれなオフィスを作ることは出来ます。社員の働きやすいオフィスは対外的なブランディングにもなり、会社の成長にもかかわる部分なので、ぜひこの記事を読んで自社のオフィスをおしゃれにする参考にして下さい。