編集部が日々取材している最新テクノロジーを活用し、読者のみなさんと一緒に何かを作りたい――そんな思いでスタートしたITmedia ニュース主催のリアルイベント「クリエイターSTUDIO」。第3回を迎えた今回は、3Dプリンタで鉄道模型を作る「【鉄道ワークショップ】3Dプリンタで電車を作ろう」を8月28日に開催しました。その模様を写真多めでレポートします。
クリエイターSTUDIOは、ITmedia ニュースのクリエイター/エンジニア向けコーナー「STUDIO」と連動したイベント企画。Live2Dでイラストを動かすワークショップを行った第1回、レゴブロックでIoTなロボットづくりに挑戦した第2回に続き、今回は「3Dプリンタ×鉄道イベント」を行う有志団体「こプ鉄」とのコラボで鉄道ワークショップを実施しました。
今回のイベントの目標は、鉄道模型の“顔”となる部分を3Dプリンタで造型し、Nゲージの車両部分と組み合わせて実際に走るオリジナル電車模型を作ること。開催日が夏休み中の8月末だったこともあり、会場となったアイティメディアのセミナールームは多くのお子さま連れでにぎわいました。
イベントはまず「どんな電車を作ってみたい?」というコンセプトシートを記入することからスタート。「空飛ぶ電車がいい」「魚が乗って泳いでいる電車」「描きやすいから京浜東北線!」など、多彩な発想が飛び出しました。そして次は、オートデスクの無料の3D CADソフト「Autodesk 123D」を使って実際にそのアイデアを形にしていきます。
来場している子どもたちは小学生くらいが大半でしたが、保護者のかたと一緒に“初めての3Dモデリング”に夢中に。会場スタッフのアドバイスを受けながら、オリジナルの3Dデータを完成させました。そしていよいよ、会場に7台置かれたXYZプリンティングの3Dプリンタで印刷します。
3Dプリンタでの印刷にかかる時間は約1時間。これを待っている間に、鉄道模型の横側の部分を紙で作り、カラーペンで思い思いにデザインしていきます。印刷が終わったら、Nゲージ車両や側面デザインと組み合わせて「オリジナル鉄道模型」が完成です!
オリジナルの鉄道模型をレーンに乗せていざ走らせてみると、大人も子どもも夢中に! 会場内には「本当に動いた!」「連結させるとJRの電車みたい!」「全部の電車をつなげてみよう!」といった声があふれました。
イベント終了後のアンケートによると、大人の来場者も「3Dプリンタを使うのは今回が初めて」という人が多かったようです。「今後はミニ四駆など他の玩具も3Dプリンタで作ってみたい!」「同様にフードプリンタでクッキーなどお菓子を作ってみたい」など、さまざまな期待の声が寄せられていました。
ITmedia ニュースでは今後も、最新テクノロジーを使った体験型イベントを開催していく予定です。次回の「クリエイターSTUDIO」もぜひご期待ください!
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