この記事は痛風経験者の40代男性に書いていただいています。
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はじめて痛風と診断されたのは、今から約15年前、まだ25歳の時でした。
海外生まれ、海外育ちで、日本に帰国して5ヶ月目の時でした。
当時働いていた場所がレストランだったので、日本語を覚えるためにも、レストランのホールで毎日朝から夜まで働いていました。
ある日、朝起きたら、足がとても痛く、靴が合わなかったのかと思い、湿布を貼っていました。
翌日になったら、もっとひどくなり、足を床に置くことさえもできなくなり、階段を降りるのに10分以上かかった覚えがあります。
これは、普通の痛みではないと思い、もしかしたら、知らずのうちに、どこかへぶつけて骨折でもしてしまったかと思っていました。
車で家族に病院へ連れて行ってもらいました。
骨折か、靴が合わなくて炎症を起こしていると思ったので、整形外科へ行きました。
駐車場から中へ入るのにも、15分以上かかったような記憶があり、とにかく歩くことがままならなかったです。
診断したお医者さんからは
「一瞬診ただけでも痛風だと分かります」
と言われました。
でも、私は当時25歳だった為、
「年齢的にはあまり痛風にならないはずなのに」
と言われましたが、この時にはじめて痛風という病名と、別名贅沢病という事を知りました。
念のため、足の腫れている部分のレントゲン、血液検査をしました。
骨にはやはり異常はなく、血液検査の結果は、二日後に出るということでした。
あまりにも痛いので、何もわからない私はとにかくお医者さんに痛み止目を求めました。
一番効くのが注射と言われたのでどんな注射かもわかりませんでしたが、ちくっとした痛みぐらいだと思い、すぐにお願いをしました。
先生が「結構痛いけど、我慢してね」と言い、一番痛い患部を触りながら、注射を打とうとしたので止めようとしましたが、「痛いのは一瞬だけ」と思い、我慢しました。
その時の痛みは、男の自分でも、涙が出ました。
後から知ったのはその注射は抜群の効果を得られるステロイドでした。
処方された薬は、ロキソニン、ザイロック、湿布でした(参考記事「痛風の薬」「痛風に使える市販薬」)。
そして1週間後に再診することで、帰宅しました。
病院を出るまでは、患部にされた注射の痛みが響いていましたが、帰宅し、数時間経つと痛みは、だいぶ良くなってきていました。
1週間後に血液検査の結果を聞きに行ったところ、尿酸値が8でした。
その数字が何を表すのか全く分からなかったので説明を聞くと、標準を相当超えていることがわかり、食事療法の冊子をもらってきました。
他の検査結果は大きな異常はありませんでしたが、唯一コレストロール値が少し高い程度でした。
仕事は、足を使う仕事のため、歩くことさえままならないので、病院から診断書をもらい、自宅待機になりました。
最高潮の痛みは、2日ほどでなくなりましたが、その後も1週間は、痛みが結構ありました。
足の腫れが2週間近くあり、靴も履けなかったので、痛みがなくなった後も、仕事へ行くことは無理で、結果、復職できたのは、1ヶ月後でした。
あまり歩かなかった日が続いたので、筋肉の衰えが心配でした。
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続く
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