通貨スワップ議論で合意=経済・金融で協力強化―日韓財務対話

時事通信 / 2016年8月27日 20時50分

 【ソウル時事】日本と韓国の財務当局が経済・金融分野で意見交換する「日韓財務対話」が27日午後、ソウルの政府合同庁舎で行われ、金融危機などの緊急時に外貨を融通し合う通貨スワップ(交換)協定の再締結について議論を開始することで合意した。協定は昨年失効していた。

 また、財務対話の継続が両国間の経済・金融協力を推進する上で有益との認識で一致し、交流強化で合意した。

 日本からは麻生太郎財務相、韓国側は柳一鎬副首相兼企画財政相らが出席。麻生財務相は記者団に対し、「韓国政府から双方同額の新しい通貨スワップ取り決め(協定)を締結するとの提案がなされ、詳細について議論を開始することに合意した」と述べた。

 麻生氏は「(通貨スワップは)地域の金融市場を安定させ、両国間の貿易、投資を促進する。持続的な成長に資するという点で、経済協力の重要な柱になる」と強調した。 

[時事通信社]

jiji

トピックスRSS

ランキング