戦略的なトランプゲーム『ゴー・フィッシュ(Go Fish)』が面白い

go fish

最近では、ゲームと言えばテレビゲームやスマホのアプリばかりですが、たまにトランプのようなアナログゲームをやると、意外に盛り上がります。

今回の記事では、駆け引きや戦略的な思考が要求される『ゴー・フィッシュ (Go Fish)』というトランプのゲームを紹介します。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、ヨーロッパでは比較的有名で、家族や友達とワイワイ楽しめるゲームです。

カードゲーム『ゴー・フィッシュ』のルール

『ゴー・フィッシュ』のルールは、それほど難しくありません。プレイヤー数は、4人が理想ですが、3人から6人くらいで遊べるゲームです。

6、7歳以上であれば、老若男女問わずに楽しめます。

プレイヤーが目指すこと

このゲームの目的は、同じランク(数字、あるいはジャック、クイーン、キング)の4枚組のカードをできるだけ沢山集めることです。ちなみに、同じランクの4枚セットをブックと呼びます。

ゲームの準備

まずは、ジョーカーを除く52枚のカードから、各プレイヤーにカードを5枚ずつ配ります。残りのカードは、おもて面を伏せて、山として中央に置いておきます。

各プレイヤーは、配られた時点で自分のカードを見ることができますが、他のプレイヤーのカード、山のカードは見てはいけません。

ゲームの流れ

一人目のプレイヤー(例えば、Aさん)は、自分以外の誰かに、あるランクのカードを持っているかどうか尋ねます。例えば、「Bさん、数字の5のカードを持っていますか?」といった具合です。

尋ねられた人(Bさん)は、もしそのランクのカード(ここでは数字の5)を持っていたら、それを全てAさんに渡します(同じランクのカードを複数枚持っていたら、それを全て渡します)。その後、Aさんは、先ほどと同じように自分以外の誰かに、あるランクのカードを持っているか聞くことができます(一回目に聞いたランクにこだわる必要はありません)。

もし、聞かれたプレイヤーが、そのランクのカードを持っていなかった場合(例えば、CさんにKのカードを持っているか尋ねたけれど、Cさんが持っていなかった場合)、聞いたプレイヤーは、山からカードを一枚ひきます。

山からひいたカードが、尋ねていたカードの場合(Kのカードだった場合)は、それを他のプレイヤーに見せて、もう一度自分のターンを続けることができます。

もし、山からひいたカードが、尋ねていたカードと違っていたら(K以外のランクのカードだった場合)、そのカードを手札に加え、次は隣の人のターンとなります。

一応、相手に要望されたカードを持っていなかった場合に「Go Fish!」というのが、ルールなのですが、あまり意味のない設定なので、無視してもよいかもしれません。

他のプレイヤーからもらうか、山からカードを引くことで、同じランクのカードが4枚揃った時は、そのブックを自分の近くに伏せてまとめておきます。

最終的には、もっとも多くのブックを集めた人が勝ちになります。

この説明では、ちょっと複雑そうに思うかもしれませんが、1、2回やれば、小学生でもすぐに覚えられます。

『ゴー・フィッシュ』の醍醐味

card game go fish

基本的なプレイの進め方としては、自分が同じランクのカードを3枚持っている時に、残りの1枚を持っている相手を推測して、4枚セットのブックを作ります。

ただし、こちらが3枚持っているのがバレると、1枚だけ持っている人に狙い撃ちされ、3枚とも奪われて相手にブックを作られるというリスクがあります。

もちろん、うまく予想がハマって、他のプレイヤーの3枚を当ててブックを作れた時は大きな快感になります。

ゲームの終盤戦になると、同じランクの2枚セット、3枚セットを持っている確率が高くなってくるので、ブックを立て続けに作れるというケースが多くでてきます。

ブラフを混ぜつつ、なるべく自分の持っているカードを悟らせないというのも重要になってきます。

というわけで、ルールは単純ながら、色々な駆け引きや戦略が必要になるわけです。

また、このゲームは、運と技術のバランスがちょうど良い塩梅で、誰が一人が勝ち続けてしまうということが少なく、大人と子供で対戦しても、子供にも結構勝つチャンスがあります。

家族団らんに使ってもよし、友達との宅飲みで盛り上がるもよし、秋の夜長のお供にいかがでしょうか。