過去の浅草での審査の採点を元に比較してみました 。
対象は、S1S2の楽団の2016~2001年の審査結果15年分です(2011は未開催)
比較の基準は2007年の審査結果としましたが
審査の方法は年によって若干異なるので
下記のような補正を行い、比較してみることにしました
補正値
1)1項目審査値の削除(2007~2004)
2)各項目を120点満点にするため、2008のS1,2005~2004は6/7倍に補正(140点満点のため)
3)各項目を120点満点にするため、2002~2001は6倍に補正(20点満点のため)
4)各項目を120点満点にするため、2009、2012~2016は総合評価を1.2倍、
他の項目を1.5倍に補正(100点、80点満点のため)
5)各項目を120点満点にするため、2010は総合評価を1.091倍、
他の項目を1.5倍に補正(110点、80点満点のため)
6)一般審査値の削除(2003)
7)躍動感・ダンスの項目の片方の数値をもう片方に代わりに加える(2002~2001)
8)1項目審査値が不明なものは近似値を算出し総合得点から引く(2004~2003)
9)01~08年の「全体の調和」と09~15年の「総合評価」は同一として扱う
10)リオ三要素の欠如によるマイナス(2009)やマナーのマイナス(01・06・07・15)は加えない
※元数値は2016~2005は公式審査値、2004~2003はリベのH.P.、2002~2001はcanivalasakusaのH.P.から引用
その結果、下の図表のような形になりました。
順位表
順位変動(全体)
02年の審査がやや甘く,03年の審査がやや辛いようで
どの楽団もここでやや変動を見せますが
おおよその傾向が追えると思います。
全体的傾向としては、2000年代は学生連合と仲見世の2強の時代だったのが
横浜が安定して強みを出し、学生連合が凋落してしまい
横浜・仲見世2強の時代に突入したという感があります。
審査の上では。
実際は歓喜・自由も加わって切磋琢磨する5強なのですが、
ちょっとこの2年は審査が変だという印象です。
上位2エスコーラの点数がインフレしていて、自由・歓喜の点数が辛い印象です。
今年の仲見世の得点は現在の審査方式になった2003年以降での自身最高の得点をマークし
最強のパレードをしていた03~05年の点数を超えました。
あれほどのパレードが出来ていたとは到底思えません。
08年よりは良いけど09年にちょっと劣るくらいの印象です。
横浜の点数は昨年よりも13点落ちましたが
実際はもっと悪かったと思います。
だいたい2013年くらいの出来。625点相当。
今年の652点は点数上は2014年と同じですが、2014年の方が良かったです。
学生連合は2009年と同点、2010年なら優勝できる点数となってますが
実際は2009年の方が圧倒的に良いし、2010年の学生連合の方が光るものがあった印象です。
今年のエンヘードは好きなんだけどなぁ~
S1下位の点数が入れ替えとなるエスコーラ以外はS2のエスコーラに負けていないのは
実は過去15年で初めてでした!!