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MRJ、米国飛行で離陸 経由地の北海道へ向け 名古屋空港
三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進めている国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験1号機が28日、米国での飛行試験に臨むため愛知県営名古屋空港を離陸し、最初の経由地となる北海道の新千歳空港へ向かった。
27日も米国に向けて出発したが、離陸後に空調システムの異常が見つかり、引き返した。三菱航空機は、不具合を28日朝までの点検作業で修正した。
MRJは28日午後1時ごろ、曇り空の下で名古屋空港を離陸。機体が飛び立つと、空港の展望デッキに集まったファンらが一斉に歓声を上げた。
最終的な目的地は米ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港。北海道やロシア、米アラスカ州を経由し、数日で到着する見通しだ。