海洋に侵出する中国の脅威
中国が海洋支配を本格化させている。南シナ海で7岩礁を埋め立て人工島をつくり、滑走路まで建設している。東シナ海と南シナ海はいまや「平和の海」とはいえない。ところが、沖縄県の翁長知事は訪米で辺野古移設に反対した。沖縄にとっての脅威が、中国の邪な欲望にあることをわかっているのだろうか。
前田守人の視線
沖縄県 最大の脅威
南シナ海で米を「仮想敵」
中国の挑戦に効果的な対応
安保法制の裏付けに
再改定「ガイドライン」
日米両政府は4月27日午前(日本時間同日夜)、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)をニューヨークで開き、ガイドラインの再改定に合意した。指針改定は約18年ぶり。日本の島嶼防衛で自衛隊と米軍が共同対処することが盛り込まれたほか、日本が集団的自衛権を行使する分野として(1)米艦船などのアセット(装備品など)防護(2)捜索・救難(3)機雷掃海や艦船護衛などの海上作戦(4)ミサイル防衛(5)後方支援の5分野を例示。共同声明では尖閣諸島が米国の日本防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であることを明記し、「日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」との米政府の立場を確認した。
野心隠さぬ中国
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不可解で危険な中国の言い分 米国による平和は維持できるか
5月末、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議は米国による平和維持に成功したか、あるいは中国による平和への転換点だったかを決める重要な会議だったと田久保忠衛は指摘する。
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南シナ海で国内から目を逸らさせようとする中国共産党
中国の習近平主席は、訪中のケリー米国務長官に南シナ海を含むアジア地域の覇権を米国と分かち合う2大国構想を表明したという。しかし、ここにきて陰りが見えてきた中国共産党に余裕などないはずだと長谷川良は見る。
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中国の新・国防白書 2020年までに尖閣奪取行動起こすと示唆か
5月26日に中国政府が発表した『国防白書』。今回が9回目となる白書の内容が『戦闘を準備する』といった直接的な表現や、米国や日本を名指しで批判するなど極めて好戦的だったことが専門家を驚かせている。
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