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 「通常ではあり得ない進み方だ」。28日夕、気象庁の担当者は台風10号の進路についてこう語った。

 台風10号は19日に日本の南海上で発生して以来、奇妙な進路をたどった。いったん南西側の沖縄近海に近づき、26日にUターン。今後北上して太平洋岸に上陸、北西に進む見通しだ。

 同時期に発生した9、11号は日本の東西にあった高気圧の間を北上。だが、より日本の近くで発生した10号の場合、高気圧が強く進めなかった。その後、台風南側の太平洋に張り出した高気圧の縁にある東向きの風に乗り、進路を変えた。

 現在、台風の北西側には低気圧…

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