池田大作舌禍事件

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池田大作舌禍事件(いけだだいさくぜっかじけん)は、1993年7月7日沖縄県糸満市で行われた創価学会総会において名誉会長の池田大作が引き起こした舌禍事件である。関係者が処分されただけではなく、日本国外へも波及した。

経緯[編集]

1993年7月7日、沖縄県糸満市で行われた創価学会総会で池田大作が糸満市の平和会館の名称を名づけたが、名称の中に女性器を意味する単語が含まれていた。会場にいた女性会員たちはいっせいに失笑したもののその場は何事もなく総会は終了した。しかし、この発言は全国の会館で放送されていたことから、その内容を巡り批判が起こされた。

隠蔽工作と発覚[編集]

発言のあと、一部学会員から本部へ糸満市の総会で不適切な言動があったと申し出があった。学会本部は事実関係を確認後、臨時幹部会を緊急で招集、発言の流出および学会へのダメージを食い止めるための検討会が開かれた。そこで海外へは配信をしないこと当時総会の開かれた会館の壇上で発言をした会員や幹部たちには内容を収めたビデオテープが配られていたが今回は配給を取りやめる事が決定された[1]。また当日、総会に参加または視聴した会員たちへは地区幹部から今回の池田発言を口外しない、話題にしないよう口頭での通達がなされた。しかしこの隠蔽工作とは裏腹に発言内容が流出し、日蓮正宗の機関紙がこの発言を取り上げ池田の品性を批判した[2]。しかし学会側はこの内容は事実無根と反論した[3]。学会側は訴訟は起こさなかったが後に、池田発言を録音したマスタテープ等が流出したためこの発言がインターネットを中心に広まることとなる。

創価学会の対応[編集]

週刊ポストが創価学会総会を録音し記事にしたり、創価学会総会の内容が映像で流出するなどの事態が頻発、池田大作がオウムからサリン襲撃を受けたり、その他オウム事件を受け、学会本部は会館に来訪する人物のボディーチェックや持ち物チェックを義務つけた[4]

自民党の対応[編集]

自民党の機関誌である自由新報では創価学会批判や池田大作レイプ問題に連動し池田舌禍事件を掲載「名誉会長ともあろう方が公の場で何たる卑猥な発言をしたのか」と批判している[5]
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世界各国の対応[編集]

アメリカ合衆国[編集]

同時期にパナマのノリエガ将軍からSGI会長池田大作が麻薬ルートの中心的人物との情報を得ていた[6]ことからCIAは創価学会の会館に見学者をスパイをして送り込み創価学会(SGI)の動向を探っていた。スパイからの録音情報の中に池田の不適切な発言があったのを発見したCIAはアメリカ3大ネットワークのひとつCNNを使い不適切発言やノリエガとのつながりについて放送を行った。その過程もあり創価学会は1996年アメリカ下院においてカルト指定が可決することとなる[7][8]

脚注[編集]

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  1. ^ 『聖教新聞』1993年7月9日4面
  2. ^ 『慧妙』1993年10月1日号
  3. ^ 『創価新報』1993年10月15日号
  4. ^ 聖教新聞1995年4月3日号
  5. ^ 『自由新報』1993年12月15日号
  6. ^ そのほかの重要人物として小沢一郎金丸信の名前も挙がっている
  7. ^ 1996年5月11日ワシントンポスト紙2面
  8. ^ 現在は指定解除されている
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Sanshokuki2.svg 創価学会
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歴代会長・著名な幹部
名誉会長
池田大作(1979.4.24-)
歴代会長
三代会長
牧口常三郎(初代:1930.11.18-1944.11.18) - 戸田城聖(2代:1951.5.3-1958.4.2) - 池田大作(3代:1960.5.3-1979.4.24)
その他
北条浩(4代:1979.4.24-1981.7.18) - 秋谷栄之助(5代:1981.7.18-2006.11.9) - 原田稔(6代:2006.11.9-)
歴代理事長
戸田城聖 - 小泉隆 - 原島宏治 - 和泉覚 - 北条浩 - 森田一哉 - 青木亨 - 正木正明 - 長谷川重夫
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前身・関連団体・埋葬施設・教育機関・関連企業
前身
創価教育学会(同会の前身となる母体団体は大日本皇道立教会
関連団体
創価学会インタナショナル - 公明党 - 聖教新聞社 - 民主音楽協会 - 東京富士美術館 - 富士美術館 - 東洋哲学研究所 - 創価教育研究センター - 戸田記念国際平和研究所 - ボストン21世紀センター
埋葬施設
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納骨堂
長期収蔵型
東北十和田多宝納骨堂 - 富士桜多宝納骨堂 - 中部多宝納骨堂 - 関西白浜平和納骨堂 - 九州多宝納骨堂 - はるな平和納骨堂
永久収蔵型
戸田常楽納骨堂 - 東北常楽納骨堂 - みちのく常楽納骨堂 - ひたち常楽納骨堂 - 富士桜常楽納骨堂 - 中部常楽納骨堂 - 北陸常楽納骨堂 - 関西常楽納骨堂 - 中国常楽納骨堂 - 山光常楽納骨堂 - 四国常楽納骨堂 - 福岡常楽納骨堂 - 九州常楽納骨堂 - 沖縄常楽納骨堂 - はるな常楽納骨堂
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組織体制
年齢別(基本組織)
多宝会1 - 壮年部 - 婦人部 - 青年部(男子部 - 女子部 - 学生部 - 女子学生部 - 未来部 - 高等部 - 中等部 - 少年少女部
人材育成・職業別グループ
太字:活動内容など
[ ]内:組織員の職業など
壮年部
王城会(会場警備) - 輪廻会(最高幹部の参加する会合での会場設営) - 守る会2会館清掃) - 桂冠勇勝会 [男性理美容師]
婦人部
香城会(会場整理および受付) - 白樺会 [女性看護師] - 華峯会 [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する婦人部]
青年部
男子部
創価班会場および駐車場整理、前身は「輸送班」) - 金城会最高幹部警護) - 牙城会会館警備) - サテライトグループ3衛星中継設営) - 水滸会(幹部男子部員育成) - 桂冠会 [男性理美容師]
女子部
白蓮グループ会場整理および受付) - 華冠グループ [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する女子部] - 白樺グループ [女性看護師] - シャイニンググループ [10代女子部員] - 華陽会(幹部女子部員育成) - 翼の会 [女性キャビンアテンダント]
学生部
21世紀伸一会(首都圏における幹部候補生育成) - 大学会 [男子および女子学生] - 院生会議(討論活動
ドクター部
薬王会 [薬剤師] - 医鳳会 [医師]
芸術部
創価勇勝会 [スポーツ選手]
その他
人材育成G
設営グループ4会場設営) - 21世紀使命会(未来部育成) - 一日会館長(臨時会館運営
職業別G
白雲会 [調理師] - 波濤会 [海外航路に従事する男子部および壮年部]
障害者関係
自由グループ [身体障害者] - 妙信会 [聴覚障害者] - 自在会 [視覚障害者] - 光彩会 [手話通訳者]
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儀典部 - 教学部
  • 1 東京では「多寿会」、関西では「錦宝会」と呼称する。
  • 2 壮年部だけでなく、婦人部などのほかの部も参加する。
  • 3 関西では「文化班」と呼称する。
  • 4 東京では「光栄会」、関西では「鉄人会」と呼称する。
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