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Mission 17 失環の真相とミッシング・リング - (2014/11/11 (火) 00:11:56) の最新版との変更点

 本項目では、羅刹 -Alternative-のMission 17 [[失環]]と、羅刹の小説であるミッシング・リング(Missing ring)について記述します。
-[[失環]]はミッシング・リングが元になっています(逆ではありません)。
+[[失環]]はミッシング・リングが元になっています。
 [[失環]]についてのみ知りたい方は、&bold(){注意}と、&bold(){Mission 17 失環}の必要な部分だけを読んで下さい。
 
 **注意
 失環と元になったミッシング・リングでは設定には違いがあります。
 また、ミッシング・リングはゲームに付いていた作品であるため羅刹製作スタッフ公認のものではあっても、その設定や描写が100%正しいとは限りません。
 例えば、ミッシング・リングに生体装甲を着る場面がありますが、それが羅刹製作スタッフのイメージそのままなのか、それともこういう羅刹の描写も良いよねという事なのかは制作スタッフにしか分かりません。
 
 **Mission 17 失環
 &bold(){・トリット艦爆発の原因}
 トリット兵がトリット艦(特務艦)の動力炉を細工し自爆させた。
 理由は、トリット艦がアメーバのような生命体(ヴァダー)に汚染されたため、この汚染された艦を残すわけにはいかないと判断した。
 トリットはヴァダーをサンプルとして捕らえたが、トリットの艦隊はヴァダーに汚染されてしまい、殆どのトリット艦が沈められた。
 トリット艦は爆発すれば只でさえ、大きな衝撃を与える。
 動力炉を臨界まで稼働させた上で自爆させたら、その威力は何倍にもなる。
 
 &bold(){・「トリット艦が突然現れた」のは何故か}
 トリットの持つ次元門が宇宙に隠されていた。その為、次元門を通ったトリット艦が、「何も無い宇宙空間に突然現れた」ように人類からは見えた。
 トリットは次元門を使い、他の次元からこの宇宙へやってくる。
 人類にとって確認されている次元門は惑星X02にあるもの(人類とトリットが遭遇する切っ掛けとなったゲート)と、移民協定により人類の使用が許可されたいくつかのものだけである。
 管理は全てトリットが行い、人類は直接構造を調べる権利もないブラックボックスである。
 その他の次元門は全て隠蔽されており、人類のセンサーで見つけるのは困難である。
 
 
 &bold(){・事件の調査について}
 爆発の原因は不明であるというのがギルドの見解である。
 共同体は爆発のあったD03惑星付近を汚染地域として立ち入り禁止区域に指定し、自然風化を待って有耶無耶にされた。
 爆発のあった近辺である惑星D03には、調査する価値がないと判断されたが、爆発から一年後に傭兵ギルドは調査隊をD03へ派遣した。
 この調査隊は消息を絶ってしまい、この事実をギルドは隠蔽した。
 
 【詳細】
 共同体はギルドの手を借りたD03完全封鎖を行ったため、地球連邦もディック惑星連合も調査は出来なかった。
 その内、巨額の費用を投じて情報収集する価値はD03には無いと判断された。
 厳密には、トリット艦が惑星D03に一度墜落したときに地球連邦は調査部隊を密かに派遣していた為、トリット艦が惑星から離脱したこと突き止めたからである(この離脱後にトリット艦は次元門を通り爆発)。
 その情報は、リークか何かでディック惑星連合も知ることとなった。
 
 惑星D03への調査隊派遣を依頼した者は、ギルド内部に深く関わっている者だという噂である。
 その調査隊は、ギルドでナンバーワンと言われる頭が率いていたが、調査隊は消息を絶ってしまった。
 
 精鋭が消息を絶ったことはギルドにとって衝撃だったが、傭兵の評価低下を恐れギルドはこの事実を隠蔽した。
 惑星D03は今も封印されたままである。
 
 &bold(){・ミッシング・リングを踏まえたゲームでの失環の流れ}
 次のように考えられると思います。
 1.トリットはヴァダーをサンプルとして捕らえる。
 2.複数の船内でトリットとヴァダーが戦いトリットの生存が絶望的になる。
 3.その内の1艦が惑星D03に落下し、地球連邦は傭兵を使いD03の調査を開始。
 4.その1艦が宇宙空間にある次元門を通って他の宙域に移動。
 5.ギルドから主人公の傭兵団に艦内の調査依頼
 6.主人公達が艦に突入すると、主人公達がトリット兵士の一人に会う。
  大体遅くともこのあたりの時間になれば、動力源を細工に行った別のトリット兵は戦死してしまう。
 7.主人公達の脱出後、トリット艦は爆発。
 8.惑星D03の閉鎖。
 9.1年後、ギルドから惑星D03への調査隊の派遣。
 10.調査隊の失踪。
 
 &bold(){・ミルフィーナ雇用状態でプレイしたときの任務中の話の変化について}
 ミルフィーナを雇用状態で失環をプレイすると任務中の話が少し変化します。
 脱出経路が誰にも分からない為、アルティノが連邦のシステムにハッキングし、ルナとアルティノでサイダイブしてメルトダウンを止めるので、その間にお頭は出口を探します。
 未確認生命体が出している信号が邪魔なので5,6体ほど排除してと言われます。
 離脱ポイント到達と共に爆発の解除が出来たと言われます。
 ただし、爆発があったものとしてその後の物語は進行します。
 
 &bold(){・その他}
 争った形跡については、想像できるようにトリットとヴァダーが戦ったものである。
 
 ***ミッシング・リングとは何か
 2002年10月18日に発売した羅刹斬にオマケとしてついていた小説(単体では非売)です。
 作者は、作家の篠崎砂美氏です。
 羅刹と羅刹斬を元に書かれ、羅刹と羅刹斬の内容(MissionとMission X)を繋げるためのオリジナルストーリーになっています。
 ミッシング・リングの内容は、地球連邦軍の中の急進派にスパイ容疑で捕らえられたミルフィーナの救出作戦を地球連邦軍と行い、その任務中に突如現れたトリット艦の調査を行うというものです。
 その後2005年10月13日に発売された羅刹 -Alternative-では、ミッシング・リング後半のトリット艦の調査に少し設定に手を加え[[失環]]として収録されています。
-つまり、[[失環]]は小説が先です。
 
 ***ミッシング・リングのあらすじ
 ギルドから傭兵団のお頭セラに、緊急の依頼が入ってきた。
 
 依頼内容はセラの下にいたこともある傭兵ミルフィーナの救出である。ミルフィーナはスパイ容疑で地球連邦軍の急進派に拘束された。
 犯人グループは連邦議会が連合と結んだ休戦協定が気に入らないので、新たな戦争の口実を作りたい。それは、ミルフィーナは地球連邦に対するスパイであり、ホライズン共同体はミルフィーナを使いさらなる破壊工作を画策している・・・というものである。
 連邦軍の上層部は急進派に拉致されたミルフィーナを無事に救出し、連邦は被害者である兵士の命は必ず守ると宣伝したい。
 
 セラは地球連邦軍との共同作戦によりミルフィーナを無事に救出したが、その作戦の最中に謎のトリット艦がいた。トリットは人類の戦いについては一応中立になっているはずであり、トリット艦がいたのは不可解であった。
 トリット艦が戦わずに逃走したため、ギルドからはセラの傭兵団単独での追跡を新たに依頼された。
 
 追跡中に次元門(トリットのゲートのようなもの)に偶然接触してしまい、惑星D03のトリット艦の上に突き刺さる形で落下した。
 そのトリット艦に入ると中は争った形跡があった。生き残ったトリット兵によるとサンプルの為に捕らえたヴァダーに艦は汚染された。トリット艦を仕方なく爆発させる為動力に細工済みであるという。
 セラは、動力が動いているなら、この艦は飛べるのではないかと考えた。
 
 生き残りのトリット兵と共闘しながら、ブリッジに到着しトリット艦を宇宙空間へ飛ばす。
 トリット兵は犠牲となってしまったが、シャトルでトリット艦から脱出したセラ達はギルドの艦に回収され、その直後にトリット艦は大爆発を起こした。
 シャトルは制御を失い危険な状態になったが、セラがぎりぎりのところで安定状態にした。
 
 惑星D03での大惨事については公式見解は出ていない。
 惑星上での人や偶然近くを通っていた人の人的被害のみが出ている。
 ブレインバグのデータの初期化や体内インプラントデータ破壊、記憶の欠損が症状として挙げられる。間接的な死亡者もいた。
 この件の調査には地球連邦もディック惑星連合も手をこまねいていたわけでは無いが、ホライズン共同体はギルドの手を借りた惑星閉鎖により容易に手が出せなくなっている。
 そのうち巨額の費用を投じてまで情報収集をする価値は無いと判断されたため、調査からはどの勢力も手を引くこととなった。
 
-一年後、ギルドでナンバーワンと言われるお頭率いる調査隊をギルドは派遣したが、この調査隊は消息を絶ってしまった。
-この事はギルドは闇に葬り、D03は封鎖されたままである。
+一年後、傭兵ギルド密かに惑星D03へ調査隊を派遣した。その調査隊は、ギルドでナンバーワンと言われる頭が率いていたが、調査隊は消息を絶ってしまった。
+精鋭が消息を絶ったことはギルドにとって衝撃だったが、ギルドの傭兵の評価低下を恐れギルドはこの事実を隠蔽した。
+惑星D03は今も封印されたままである。
 
 ***ミッシング・リングでの設定や特徴
 ・亜美にメイド服を着せたのはスタンシア。理由は可愛いから。
 
 ・生体装甲の装着について
 生体装甲を着たままでも生体装甲の装着は一応可能である。
 しかし、その時生体装甲と装備車とのリンクを阻害する。
 生物細胞として人間と一体化する生体装甲は、コスチュームによって、肌と装甲の接触面積が減ると効率が落ちる。
 
 だが、生物的に同化する性質上、接触面積が多いほど今度は装甲と肌の癒着より分離が難しくなる。
 それを緩和するため、通常は神経束を通す薄いボディスーツで全身を包み込む。
 
 もともと生体装甲と人体との結合部分は、神経繊維とそれを保護する繊維状組織に満たされた空間となっている。
 これらの繊維空間が、戦闘時の衝撃鑑賞の働きもこなしている。
 生体装甲を外すときは、ボディスーツの素材がそれら組織を融解させ、皮膚の表皮を損なうこと無く、生体装甲と人体を分離させる。
 この場合は、皮膚から体内に進入した神経束は、細胞崩壊して体組織に吸収されるか老廃物として排出させる。
 
 
 ・アンチインパクトなどの防御系装備の仕組み
 生体装甲は、対各種攻撃用の特殊構造物質を、生体装甲装着時に取り込むことで、外骨格装甲の下にあたる部分を特殊変化させ、攻撃を緩衝している。
 
 ・生体装甲には生体装甲で応戦、生体装甲を纏っていない兵士についてはモスキートジャマーで麻痺させ無力化した。
 
 ・ミルフィーナの実戦経験と扱いについて
 羅刹 -Alternative-ではミルフィーナの実戦経験がなさそうだ、連邦のお払い箱のようだとアルティノは言っている。
 小説ではミルフィーナ実戦経験者であり、平均的な能力を持つとお頭セラに評されている。
 また、小説では拘束されたミルフィーナを無事に救出したい考えが地球連邦にはある。連邦は兵士の味方であると宣伝したいためである。
 
 
 ・PC版羅刹の奇抜なファッションについて
 戦闘に関する規律以外は自由な傭兵は好き勝手なファッションに身を包んでいた。
 この時代、生物機械的な肉体改造は日常のことで、外見上の特徴はあまり意味をなさない。
 そのため、カオス的なモチーフの混在がデザインとしてもてはやされている。
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-***ミッシング・リングの話【詳細 未整理】
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-傭兵団のお頭セラの元にギルドより緊急の依頼が入ってきた。
-依頼内容はセラの下にいたこともある傭兵ミルフィーナの救出である。
-ミルフィーナはスパイ容疑で地球連邦軍の急進派に拘束された。
-犯人グループは連邦議会が連合と結んだ休戦協定が気に入らないようだ。
-ミルフィーナは連邦軍と戦った事があるため、その事実を使い、傭兵ギルドが所属するホライズン共同体が、ミルフィーナを使い、連邦軍から機密を奪ったことにしたい。
-さらに、ミルフィーナが連邦軍に戻っており、それをスパイとしての新たな破壊工作をするためであるとしたい。
-急進派は新たな戦争の口実が欲しいのだ。
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-連邦軍の上層部は拉致されたミルフィーナを無事救出し、連邦は被害者である兵士の命は必ず守ると宣伝したい。
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-ところで、お頭レオーネとお頭ラティアラは別件の依頼でリゾート惑星D03の調査中だという
-しかしこの惑星は調査価値があるとは思えない。この惑星の過去に文明が存在した事実はないし、リゾート惑星に改造されてからも日が浅いためめぼしいものは何も出てこないだろうと思われる。
-先の戦いで地球連邦からディック惑星連合が奪い、その後ホライズン共同体に譲渡された惑星の一つである。
-実は、先日この惑星に謎の物体が落下したという。
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-ミルフィーナ救出作戦に使う旗艦は巡洋艦サラセニア
-指揮官はイリノセン
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-詳細は小惑星G03Xを制圧、基地コントロールを傭兵部隊が制圧し、宇宙港に集結している艦隊をドローンが無力化したあと、わざと襲撃情報を敵に流す。
-作戦の艦は惑星からの脱出艦を装い、追撃部隊からの保護を名目に敵艦隊とドッキング、兵士は敵艦隊に入り、ミルフィーナ確保と、敵の艦隊制圧を行う。
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-艦隊内部で、敵と交戦していく。
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-ミルフィーナのいる部屋に行くと敵はミルフィーナを人質に取る。
-敵はセラのミルフィーナ解放指示に従わない。その、ミルフィーナに対し、次のように告げる。
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-連邦軍のミルフィーナの籍はただ今より廃止になり、ミルフィーナはギルドの一員としてセラの指揮下に入った、頭としてミルフィーナに命令する、敵を排除なさい。
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-ミルフィーナは自身の体による格闘と、薄く鋭い折り紙で敵兵を倒した。
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-占領された急進派の戦艦とイリノセンから、周りの急進派戦艦へと砲撃が加えられていく。
-イリノセンから降伏勧告が出された。セラ達の援軍艦隊が到着した。
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-艦隊のシステムで各艦艇の放送システムが乗っ取られ、事件の真相が告げられた。
-そして、ミルフィーナが事実証言すると事実を知らされていなかった一般兵士は戦意を喪失した。
-地球連邦軍上層部は、急進派の一般兵士の身柄を保証してくれる。
-その為、特に偏った考えを持っていない一般兵士にとっては急進派に付き合う道理は無かった。
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-しかし、誤算があった。
-トリット艦が先ほどから近くにいたことである。
-トリットにしては珍しく戦闘を行わず撤退していったが、何故トリット艦がそこにいたのか連邦軍としては疑問だった。
-トリットは連合との関係が強いとは言え、一応表向きは人類同士の戦いには中立となっている。
-連邦軍急進派の反乱に荷担するのは何かしら理由があるはずである。
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-現状、トリット艦と戦いは出来ないものの、トリット艦の逃走経路のトレースは行っていた。
-その艦影が突如として消えた。
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-連邦はセラ達に、今消滅したトリット艦探索を追加依頼することとした。
-セラ達はサラセニアにある強襲攻撃艇で追いかけた。
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-トリット艦が消滅した宙域には何かがあるのではないか?
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-この宙域の星間物質の濃度を図式化するとトリットの次元門が見つかった。
-現在確認されている次元門は惑星X02上でのものと、移民協定によりトリットから使用を許可された物だけである。
-完全にトリットにより管理され、人類は構造を調べる権利も与えられていないブラックボックスである。
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-しかし、今回は隠蔽が完全すぎたためダークマターという形でヒントが出来た。
-姿が見えなくとも何かがあればその場所にダークマターは存在しない。
-ダークマターの無い場所を図式化すれば、隠れている物が浮かび上がるのだ。
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-ここの次元門からトリット艦が突進してきた。
-トリット艦はセラ達の乗る強襲攻撃艇に衝突ぎりぎりで通り過ぎた。
-見たところ、先ほどのトリット艦とは別のものらしい。トリット艦のあちこちで小爆発を起こしている。
-トリット艦の熱量が増大し爆発を起こした。
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-セラ達の強襲攻撃艇が次元門に突入し、セラ達の意識が飛んだ。
-目を覚ましたときには、強襲攻撃艇のエンジンも通信機も壊れており、じきに近くの惑星の引力に引き込まれる。
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-セラ達は不時着時のショックを和らげるため、生体装甲を着用した。
-オアは推進剤をフルに使用し落下地点を変更しようと努めた。
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-セラ達の乗ったギルドの強襲攻撃艇が惑星D03に突入したのは、お頭レオーネの部下であるトニーが確認した。
-この惑星の探索を行っていたお頭ラティアラに対し、レオーネは連絡をした
-ラティアラは交戦中らしい。
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-レオーネは、現状をギルドに報告し、指示があればD03へ降下する事を決めた。
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-強襲攻撃艇は惑星の建造物らしき物体の上に落下した。
-しかし、強襲攻撃艇も物体も異常なほどに損傷が無い。
-物体が一種のバリアを出しており、衝突の衝撃を中和したのだろう。
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-オアはこの星がD03だと分かったという。この惑星は他の部隊がいるようで、さらに中規模の都市もあるらしい。
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-物体をよく見るとトリット艦のようだ。
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-トリット艦の中は静まりかえっており、さらに進むとトリットの死体が大量にあった。
-死体の状態は異常で、素手で命を奪われたように見える。
-しかし、それにしても敵の力が以上である。
-中には殆ど原形をとどめていないものまである。トリットは戦いに関して容赦は無いが、しかし残忍では【無い】
-焼け焦げた死体もあるが、何故焼かれているのか、焼き焦げ死体の武器が残って無いためそこも疑問に感じられた。
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-エレベーターらしき扉があった。
-後ろから現れたトリットが(エレベーターを使うのは)やめろという。
-トリットの警告を無視し、扉を開けるとアメーバのような敵が現れ、トリットはガオボロスをその敵を使い倒す。
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-トリットは、すぐにこの艦から脱出しろ、爆発すると言った。
-セラはこの惑星に落下するきっかけとなったトリット艦の爆発の威力を思い出す。
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-セラは、人類の惑星でそのような破壊行為をするのは協定違反であると言った。
-トリットは、協定は尊重するが、この事態は我々の最優先事項である、汚染されたこの艦をそのまま残すわけには行かないと言った。
-お互いに権利を譲渡された宙域でのみ主権を行使するのが、トリットと人類で交わされた協定である。
-それに従い、お互いに相手の次元に入植を開始している。
-この惑星は人類の惑星であり、根拠の分からない破壊活動を許せるはずは無い。
-近くには都市もある。
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-さっきの物質は排除すべき物だとトリットは言う。
-トリットの仲間はすでに動力炉を暴走させにいっており、もう遅いという。
-トリット艦の爆発のすさまじさは、セラも見ている。
-もし、動力炉を限界まで稼働させた上で自爆させたら、爆発の威力は何倍にもなり、最悪の場合はこの惑星自体が死の惑星になってしまう。
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-トリットによると、トリットの艦隊は汚染され、殆どの艦が沈められた。巻き添えを食らう者には申し訳ないがもはや止めることは出来ないという
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-細工にいったトリット兵士は今戦死したそうだ。
-セラ達が爆発を止めようとも人類にトリットの機械は扱えない。
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-ここでセラは気づいた。
-動力が動いているのならこの艦は飛べるのではないか?
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-トリットの回答は、飛ぶことは不可能では無いが、通路には奴らがいるからブリッジにいくこととは無理だという。
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-ではセラ達が敵を排除するから、ブリッジに付いたら艦を動かしてくれと言うと、トリットは面白い申し出であると乗ってくれた。
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-※ちなみに、ミルフィーナはこの時強襲艇の護衛をしている
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-敵を倒しながらブリッジまで進むと、ブリッジの中は幸い敵がいなかった。
-機関部に移動したらしい。
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-この時ラティアラと書文はD03で正体不明の敵と交戦していた。
-メグはトリットの艦とギルドの強襲攻撃艇を見つけた。
-ラティアラは敵を倒し、トリット艦に近づくとトリット艦が上空へと飛び上がった。
-休暇でホテルのビーチサイドにいたお頭のジョイスもそれを目撃した。
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-宇宙へ出てD03からどんどん離れていくトリット艦から、トリット艦に突き刺さっている攻撃強襲艇で脱出を計ろうとした。
-しかし、攻撃強襲艇での脱出は不可能であると分かった。
-トリット艦に攻撃強襲艇が突き刺さっているため、脱出ポッドの射出口をトリット艦の装甲が塞いでしまったのだ。
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-トリット兵は、今いるブロックを艦から切り離せばいい、うまくいけば船は自由になるし、少なくともこの特務艦の爆発に巻き込まれる可能性は低くなる。
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-切り離しの作業をするトリット兵は助からない。しかし、もともとこの兵士は死ぬつもりだったし、サンプルとしてとらえたヴァダーに特務艦を汚染された時点でこのことは決まっていたという。
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-トリットは女性のようで、うなり声としか聞こえない母国語で名前を名乗った。
-最後の戦いは良い戦いだったとセラはいわれた。
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-セラ達は脱出した。
-しかし、規定数を超えた人間が狭いポッドの中にいるため、早く救難信号を察知し助けてもらわないと窒息してしまう。
-しかし、レオーネやラティアラが助けてくれるだろう。
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-宇宙にトリット艦を追いかけていたラティアラがセラを発見し回収した。
-セラはトリット艦が爆発すると告げると転進を始めた。
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-今度はラティアラ達をレオーネが回収した。巨大な船である。
-トリット艦はついに爆発した
-10数秒後に襲った衝撃波はすさまじかった。D03の地表も、近隣の戦艦全てを巻き込んでいた。
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-体に埋め込まれたチップが大きな被害を受けたのだろう。
-比較的機械化の少ないセラとラティアラはすぐに気を取り戻した。他のお頭や兵士はまだ意識が無い。
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-セラはシャトルのコックピットに行くとまずい事に気づいた。シャトルが格納庫のハッチに激突しようとしている。
-セラは気絶しているロンディをどかし、減速をかけながら、作業用アームをなぎ倒し一番奥の壁に衝突した。
-しかし、今度はその衝突の反動でシャトルは外へ向かい流れていく。シャトルにはセラやラティアラだけではなく、まだ意識を失ったままのお頭や傭兵も乗っている。
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-セラは宇宙服を着て宇宙に出て、急いでハッチを閉めることにした。
-ラティアラには、艦のブリッジで艦を惑星の周回軌道に乗せるか、無理なら引力圏には引かれないようにするように指示をした。
-もし、艦がもとのままの進路なら、惑星D03に墜落してしまう。
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-セラは宇宙に出て最後の力を振り絞り、コンソールパネルを叩きハッチを閉めた。
-シャトルの流出をぎりぎりのところでとめ、その次の瞬間艦に逆加速が掛かった。
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-爆発の原因は不明であるというのがギルドの見解である。
-共同体は爆発のあったD03惑星を汚染地域として立ち入り禁止区域に指定し、自然風化を待って有耶無耶にされた。
-その内巨額の費用を投じて情報収集する価値は無いと判断された。
-実際には、トリット艦が惑星を離脱していったことを地球連邦が突き止め、ディック惑星連合もリークか何かでそれを知ったため、D03惑星には巨額のお金を投じる価値のある情報は何も無いと判断された。
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-一年後、傭兵ギルド密かに惑星D03へ調査隊を派遣した。その調査隊は、ギルドでナンバーワンと言われる頭が率いていたが、調査隊は消息を絶ってしまった。
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-精鋭が消息を絶ったことはギルドにとって衝撃だったが、ギルドの傭兵の評価低下を恐れギルドはこの事実を隠蔽した。
-惑星D03は今も封印されたままである。
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