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岐阜で遺体の身元確認訓練

08月28日 19時07分

岐阜で遺体の身元確認訓練

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大災害などで多くの死者が出た際に、遺体の身元をいち早く確認し遺族へ引き渡せるよう、岐阜県養老町で警察や医師などが訓練を行いました。
この訓練は、岐阜県内の警察や医師などでつくる団体が、8年前から定期的に行っていて、会場の養老町の施設に約100人が集まりました。
訓練は南海トラフの巨大地震で建物やブロック塀が倒壊し、多くの死者が出たという想定です。
まず、検視係の警察官や医師が、安置所に運ばれた遺体に見立てた人形を使ってけがの状況や体の特徴を記録する手順を確認しました。
このあと警察官は、遺体役の男性の指からインクを使って指紋を取ったりDNA鑑定に使うため口の中から細胞を採取したりしました。
また歯科医師は、歯に治療の痕が無いか記録したうえで、特殊なカメラでレントゲン撮影するなどし、警察官と町の職員が遺体を家族に引き渡すまでを訓練しました。
岐阜県警察本部捜査1課の實城晋吾首席検視官は、「災害はいつ起こるか分からないので、きょうの訓練を生かして日々備えていきたい」と話していました。

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