蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】鈴木愛、粘って首位キープ2016年8月28日 紙面から
◇ニトリ・レディス<第3日>▽27日、北海道小樽市・小樽CC(6494ヤード、パー72)▽晴れ、21・7度、北北東2・7メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽64選手(うちアマ2人)▽観衆4171人 前日首位に立った鈴木愛(22)=セールスフォース=が序盤の3連続ボギー献上にもめげず、3バーディーを奪ってスコアを戻し、通算7アンダー。イ・ボミ(韓国)と並ぶ首位で、今季2勝目を懸けて最終日に突入する。2打差の5アンダー3位に全美貞(ジョン・ミジョン)とキム・ハヌル(ともに韓国)、4アンダー5位に笠りつ子(28)=京セラ、藤田さいき(30)=チェリーゴルフ=が続いている。 ラウンド後、報道陣への対応を終えると、鈴木はゴルフ場のフロントに向かった。「コースが閉まるの何時ですか?」。トーナメント会場の夕暮れ時、毎日決まって居残っている、ツアー1、2の“練習の虫”である。 「今週はグリーンもコースも難しいので、長いパットが残ることもあるだろうと、キャディーさんに手伝ってもらって超ロングパットも練習してました。『そこまで長い距離は試合じゃ打たないよ〜』って否定してたけど…ありましたね」。最終18番では25メートルのパットを90センチに寄せてパーをセーブした。「長いのを練習しておくと、その半分の距離も合ってくるし、ストロークがなめらかにできてくる」という。 この日はいきなり3連続ボギーと苦しんだ。しかし、6番パー5で第3打をピンに絡ませ1メートルのバーディーを奪うと、8番では段の下から13メートルを沈め、13番で再び1メートルを決めてパープレーに戻した。「4番のボギーはイラッとした。惜しいのもあったけど、目標はイーブンパーだったので、とりあえずはよかった」と胸をなで下ろした。 首位に並ぶイ・ボミとの直接対決には、これまで分が悪い。3週前の北海道・meijiカップでも、互いに首位タイからの最終日最終組で結局3打差をつけられ3位に終わった。「当たっちゃいました。予想通り。今回は絶対に負けたくないと思っている。だからこそボミさんを意識せず、自分に徹したい」。練習は裏切らない。鈴木はそう信じて最終日のティーグラウンドに立つ。 (月橋文美) PR情報
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