固定資産税を誤徴収 熊野市が福祉施設に 11年分1023万円

【熊野】熊野市は、二十六日の市議会全員協議会で、本来非課税の社会福祉施設一施設の家屋と土地に対し、誤って固定資産税を課税していたと報告した。市は誤って徴収した税額に還付加算金を足した千二百八万八千九百円を還付する。九月補正予算案に計上し、還付手続きをする。

 課税の誤りは、平成十八年度から同二十八年度課税分で、対象税額は千二十三万四千円。還付加算金は約百八十五万四千九百円。

 同施設の税理士が気づき、五月に市に問い合わせたところ発覚した。七月五日に同市役所の税務課長と担当者が施設に謝罪した。

 河上敢二市長は「今後このようなことが起きないようにしていきたい」と述べた。

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