力斗、10場所連続勝ち越し誓う!幕下昇進から3場所連続勝ち越し中

2016年8月27日6時0分  スポーツ報知
  • 平塚巡業の取組で力斗(右)は伯錦と対戦した

 秋田・横手市出身の大相撲東幕下33枚目・力斗(22)=時津風=が26日の神奈川・平塚巡業で、秋場所(9月11日初日・両国国技館)での10場所連続勝ち越しを誓った。

 西3段目83枚目だった2015年春場所から9場所連続勝ち越し中。167センチの小兵は初土俵から5場所で三段目に昇進したが、壁にぶつかった。恵まれた体格を持つライバルに苦戦が続き、「体大きかったら良かったな」。悲観的になることもあったが兄弟子の幕内・豊ノ島(33)の「生まれ持ったものなんだから、その体でいかに取るかは自分次第なんだ。小さい力士にも小さいなりの可能性はあるんだから」という言葉で目が覚めた。

 お手本は身長160センチ台ながら幕内でも活躍した幕下・磋牙司(34)=入間川=。「すごいなと思って見ていただけだった」という生きる教材の相撲を動画で何度も見た。特に鋭い立ち合いを研究。その成果が初土俵から27場所をかけた今年春場所での幕下昇進。そこから3場所連続で勝ち越しと快進撃が続く。

 次の目標は当然、十両だ。孫の新聞記事を全てスクラップしているという祖母・キサさんへ「化粧まわしで土俵入りする姿を見せたい」。最愛の祖母へ晴れ姿を披露するため、一歩一歩階段を上る。(秦 雄太郎)

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