菅義偉官房長官は26日の記者会見で皇位継承について「男系(の皇位)継承が例外なく今日まで維持されてきた重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持について考える必要がある」と語った。自民党の二階俊博幹事長が女性天皇を認める見解を示したことに関しては「政府の立場ではコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
菅氏は、安定的な皇位継承の問題は「国家の基本にかかわることで極めて重要な問題だ。慎重かつ丁寧に対応する必要がある」とも語った。
二階氏は25日のBS朝日の番組収録で「女性尊重の時代に天皇陛下だけはそうならんというのはおかしい。時代遅れのところがある」と述べ、将来的に女性天皇や「女性宮家」創設を認めるべきだとの考えを示した。