店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!

2016/08/25 PCオーディオ、無料で音をよくする小技集 

PCオーディオの世界は進歩が早く、ここ数週間で色々と新たな発見がありました。
どちらも無料で大きな効果が得られるので、試してみられることをおすすめいたします。

一つ目はCPUの初期化を定期的に実施するソフトです。
開発者の方が言うには

信じられない

信じられないよ

信じられない

信じられないよ

という事ですので、だまされたと思って試してみて下さい。

http://oryaaaaa.world.coocan.jp/bughead/

リンク先の真ん中よりやや下にある

All core any cures 15.8 Windows x64 484KB, Windows [AVX2] [SSE2]

これをダウンロードして

allcoreanycures_startup.exe

を実行して下さい。

実行しても何も画面に変化は起こりませんので、不安になるかもしれません。
タスクマネージャーを確認(画面下部の黒い部分を右クリックすると出てくる帯の中にあります)
すると動作しているかどうか確認できます。

微妙な音の滲みが解消され、さらに透明度が上がります。

もう一つはさらに怪しく、効果を実感した後でも皆様にお伝えして良いかどうか迷いました。
ですが、お金は掛かりませんので軽い気持ちで試してみて下さい。

やることは簡単です。

お気に入りの楽曲をクラウドへアップロードして、それをダウンロードしてから再生してみて下さい。
クラウド(インターネット上のデータ保管サービス)はどのメーカーでも良いようです。
クラウドってなんだ?という方は検索して下さい。
FF7のクラウドが出てきますが、こちらは違います。
amazonやgoogleのクラウドの方です。

私は Google Drive の無料クラウドで試してみました。
通常のオーディオ常識ではコピーを重ねるほど、音質劣化が進行するのですが
この作業を行うとデータをフィルターへ掛けたように、すっきりとしたS/N比の高い音へと変化します。
プラシーボかもしれないと何度も試聴を繰り返しましたし、情報量が減ることによって
すっきりしたように感じるだけではないかとも疑い、かなり長時間の試聴を行いましたが
何度聞いても結論は同じでした。
ですが、やはりプラシーボかもしれませんので、皆様も試していただけませんでしょうか。

一点注意点がございます。
クラウドを起動したままですと、S/N比が悪化しますので作業が終わったらクラウドは終了させて下さい。

作業手順は以下のようになります。

ディスクをリッピングする。(ダウンロード音源でも良いです)
データをクラウドへアップロードする。(アップロードの際はフォルダごとで問題ありません)
データをダウンロードする。(1曲ずつダウンロードして下さい)
クラウドを終了する。
再生。

一手間掛かりますので、お気に入りの曲だけでもこの作業を行うと良いと思います。

エスプレッシーボサウンドPC改良版 は8月末発売です。
販売価格は 288,000円(税込)になります。
8月発売分は予約だけで完売になっておりますので、今ご注文いただくとお渡しは9月末頃の予定です。



2016/08/14 吉田苑歩いて行けるグルメリスト2

隠れた人気のグルメリスト2です。
前回はカレーとお肉でしたので、今回はお魚です。
福岡はほどよく田舎のため、新鮮な魚介類が安く楽しめます。
その中でも今回おすすめする「宝祥」さんは、手ごろな価格で楽しめておすすめです。

「宝祥」
福岡市中央区高砂2-11-5
TEL 092-524-3666
不定休ですが、木曜がお休みになる場合が多いです。

吉田苑から徒歩3分ほどのビル1Fにあり、ランチのお得感が大変高いです。
吉田苑へ遊びに来たついでにぜひ行ってみて下さい。



店内には魚用とイカ用の2つの水槽があります。
本物はもっと美味しそうに泳いでいます。水槽の写真は難しい・・・





メニューの一部(これは夜用ですが、ランチタイムでも食べることが出来ます)
マジャク唐揚げがおすすめです。
甲殻類ってどうしてこんなに美味しいのでしょうね。

高いよ!っと感じられると思いますが、ご安心下さい。
ランチは驚くほど安いです。
一番おすすめのイカ活き作り定食で1,500円(税込) 
カンパチ刺身定食 800円(税込)
刺身定食 1,300円(税込)
鯛刺身定食 900円(税込)
ごまさば定食 850円(税込)
等々、大変コストパフォーマンスの高い内容です。

今回はイカの活き作り定食をご紹介します。

イカの活き作りというと唐津の呼子が有名ですが、呼子で食べるより美味しく感じます。
イカそのものは呼子から取り寄せているので同じ物ですが、板さんの丁寧な仕事のおかげで
呼子で食べるより美味しく感じるのかもしれません。



透き通ったプリプリの歯ごたえがたまりません。
活きが良いのでまだ元気に動いています。



後作りの天ぷら。
何度も食べましたが、油がくさかったことがありません。
こまめに油の交換をしているのだと思います。
この一点だけでも呼子よりおすすめです。

塩と天つゆでいただきます。
天つゆはショウガ風味で美味しいですよ。



小鉢も付きます。今日はクラゲの酢の物でした。



イカシュウマイも付きます。

さらに漬け物とご飯に味噌汁が付いて 1,500円(税込)
お得感の高いランチです。

夜は3,000円(税込)からコースがありますので、こちらもおすすめです。
食べきれないほど出てきますよ。

2016/08/14 エリザベート 博多座公演 絶賛上演中

待ちに待った「エリザベート」博多座公演が始まりました。
今回はキャストがかなり入れ替わり、演出も大きく変更されたため今までと少しイメージが違います。
それでも、やはり「エリザベート」は良いですね!

 

人気演目のためほとんどの日程のチケットが完売に近い状況ですので、興味がある方は早めに
チケットを入手されて下さい。

「エリザベート」って何だ?という方は google で 「 エリザベート2016PV 」で検索してYouTubeで『エリザベート』2016PV【舞台映像Ver.】
をご覧下さい。
私がミュージカルにはまったきっかけとなった作品です。

多くの役がWキャストのため、理想の配役での観劇は難しいですが個人的におすすめは以下の配役になります。




ミュージカルに興味が無い方でも十分に楽しめると思いますので、ぜひ観劇へお出かけ下さい。

 
 2016/08/06 SOUND MAGIC ラック3モデル聞き比べ

オーディオを楽しまれている方の多くは、システムにオーディオラックが組み込まれていると思います。
では実際にラックを購入する際は、何を基準に選択されたのでしょうか。
もちろんオーディオ機器である以上は音質で選択するべきだと思いますが、ラックの比較試聴が
出来る環境はまず無いと思います。
今回、SOUND MAGIC さんのラック3モデルを一気に試聴出来る機会がありましたので、同一環境
で比較した音源を用意しました。ラック選びの際の参考にされて下さい。

アンプ Nmode X-PM100
CDプレーヤー SOULNOTE C-1
スピーカー DYNAUDIO Confidence C1

このシステムをラック最上段にアンプ、上から2段目にCDプレーヤーを設置して試聴しました。

 

試聴環境です。
中央に置いたラックを変更しつつ試聴しました。

SOUND MAGIC XU03FSS 定価 216,000円(税込)

防弾ガラスを3枚重ね、支柱には無垢の金属棒を使用と贅沢な仕様のハイエンドラックです。
棚板を叩いてもガラス特有のキンキン音はせず、少し重めの「ゴツッ」という音がします。
どっしりとした重厚感のある音色が特徴で、S/N比も一聴して高くなるのが分かります。
各楽器の輪郭も明瞭で、音が濁ることがありません。

 

XU03FSS.wav へのリンク

SOUND MAGIC HF03GS 定価 45,000円(税込)

ガラス1枚の棚板のため、叩くとガラス特有の「カン」という音がします。
良くも悪くもこのガラスの音が乗ってくるため、やや腰高な高域寄りの帯域バランスになります。
その分抜けは良く、気持ちよく高域が抜けるのが好印象でした。
解像度も高く、価格を考えるとコストパフォーマンスの高い優秀なラックだと思います。

 

HG03GS.wav へのリンク

SOUND MAGIC HF04LB 定価 59,400円(税込)

標準的な木製のラックです。
棚板は19mm厚のMDFで、叩くとやや高めの「コン」という密度感のある音がします。
特に目立つ帯域も無く、標準的な良い意味で普通の音がするラックです。
標準として使用出来る信頼感があります。

 

HF04.wav へのリンク

SOUND MAGIC TG868BOARD 定価 62,640円(税込)

XU03の棚板を独立させてオーディオボードとしたモデルです。
スピーカー用やラックの補強に使えます。
基本的にはラックで使用した場合と同じ音色で、重厚感のある静かな空間が特徴です。
サイズが大きいため、ラックで使用する場合は最上段にしか設置できませんが
効果が大きいため、震動源となる機材(レコードプレーヤーには特におすすめです)を設置する場合
にはおすすめです。

 

今回はHF04の天板上に設置して試聴しました。
床に直接設置してスピーカーを乗せても良いと思います。



HF04+TG868BOARD.wav へのリンク

 
今回改めてラックの比較試聴をしましたが、ラックも重要なオーディオ機器であると再認識しました。
デザインももちろん大事ですが、やはり音質で選択していただきたい重要な機材だと思います。

 2016/06/27 ESPRESSIVO SOUND PC 改良中

先日 ESPRESSIVO SOUND PC の底板強化モデルを試作中です、という日誌を書きましたが
その試作版が到着したのでご報告です。

実は到着したのは8日前だったのです。
すぐにでもご報告したかったのですが、音を出してびっくり。
平面的で解像度が低く、空間が全く出ません。
いくらなんでもこれは酷すぎるということで、一時は開発中止の決断まで下していました。
しばらくは店舗の片隅で放置していたのですが、お客様から
「PCもエージングがいりますよ。」
との助言をいただき、半信半疑で再度電源を入れて3日ほどエージングしてみました。
恥ずかしながら、オーディオ機器にエージングが必須である事は十分に理解していたつもりだったのですが
PCにエージングが必要だという発想に思い至らず、新品のPCを音出ししてすぐにダメだししてしまっていました。

PCがエージングで音が変わると言うと、ほとんどの方は信じられないと思います。
私自身そのようなことは思いつきもしませんでしたから・・・

ここから先は、通常の感覚を持った方には信じられない話だと思いますので
そんなこともあるかもしれない・・・くらいの感覚で読んでいただければ幸いです。

今まで、様々なオーディオ機器のエージングを体験して機材毎にエージング前後の音質変化度合いの大小を
感じてきましたが、その中でも今回の ESPRESSIVO SOUND PC のエージングによる音質変化の度合いは
大きかったです。
当店で販売する機材の中で、エージングによる音質変化が特に大きなメーカーはSOULNOTE社の製品で
新品状態での音質を10点とすると、2日後くらいに7点くらいまで一度落ちます。
それから、日数の経過に伴い徐々に良くなり最終的には20点くらいまで上がります。
最終的に、初期状態の2倍ほどまで良くなりますが ESPRESSIVO SOUND PC も同じくらいの変化がありました。

最初は使い物にならないと判断したのですが、エージングが進行すると見違えるほど良くなり
最終的には十分に納得できるクオリティになりました。

 

上段が改良版の底板強化版です。

使えることが分かれば、次はノーマル機と比較してどれくらい音質が向上したかが問題です。
早速ノーマル機と比較試聴してみました。
確かに良くはなっていますが、価格差(販売価格は未定ですが試聴した時点では8万円ほどUPしそうでした)
を考えると「ノーマルで良い。」というのが正直な感想でした。
S/N比は少し上がっていますが、音の角が丸くなり鮮度は落ちています。
この変化は経験があるので、すぐに原因が想像できました。
今回の改良は底板の強化と、ノイズ対策として電源ラインにノイズフィルターを大量に組み込んでいます。
基本的にノイズフィルターを組み込みと、ノイズも減りますがそれ以上にエネルギーや情報量も減る事が多々あります。
今回の悪化部分もノイズフィルターを組み込んだ際に出る、悪影響に酷似していたので
フィルターの入れすぎが原因だろうとあたりを付けました。
そのため、メーカーにお願いしてフィルター無しVerを用意してもらいました。
このVerは鮮度が向上してエネルギー密度も向上したのですが、ほんの少しですが雑味を感じます。
適量のフィルターを適切な位置に入れるのが良さそうなので、さらに数種類を製作して比較した結果
最適な位置と量を見つけました。

最終的に完成したモデルはノーマル機と比較して S/N比向上、エネルギー密度の向上、解像度アップが見られ
上位モデルとして十分に違いを出すことが出来ました。

実際の発売はもう少し先ですが、上位モデルとして発売する予定ですのでしばらくお待ち下さい。

 

取り外したノイズフィルターとフィルタ組み込みケーブル。

ケーブルの黒い部分が今回組み込んだフィルターで、このフィルターの量と位置で
音質をチューニングしました。

 
2016/06/24 WAVERSA SYSTEMS WSmartHub 販売価格 148,000円(税込) 

韓国 WAVERSA SYSTEMS の取り扱いを始めました。
基本的にはデジタル系の会社のようで、DAC中心の展開です。
DACはまだ未聴ですが、ホームページを見る限りかなり期待できそうな気がします。
今回は、個人的に最も気になっていたオーディオグレードハブが入荷しましたのでご報告です。

今までオーディオグレードハブといえば、バッファローのBSL-WS-G2108M/Aしか選択肢が
無い状況でしたし、BSL-WS-G2108M/Aのベースは産業用ハブであり、設計段階からオーディオグレードとして
開発されたわけではありませんので、設計段階からオーディオ用途として開発された世界初の
オーディオグレードハブとなります。

詳しくはホームページをご覧下さい。

http://zionote.com/waversasystems/wsmarthub/


 
 

上が WAVERSA SYSTEMS WSmartHub
下が バッファローのBSL-WS-G2108M/A です。

こちらよりご注文可能です。

http://yoshidaen.jp/shopdetail/000000003016/003/X/page1/order/


アルミ削り出しのシャーシにバッテリー駆動という、意欲的な設計で見た目も良く
持つとずっしりと重たいです。

音質ですが、バッファロー BSL-WS-G2108M/A と比較してもS/N比の向上が感じられ
音の粒子が細かくなります。
S/N比の向上とは、簡単に言うとより小さな音が聞こえるようになるということですので
気配(空気)の再現性が上がり、リアリティーが向上します。

WSmartHub と BSL-WS-G2108M/A の比較音源です。
全く同じシステムでハブのみ交換した比較音源です。

WSmartHub.wav へのリンク
BSL-WS-G2108M .wav へのリンク

試聴用のソフトは 細川正彦トリオ 「Songs and Etudes」 から2曲目「S.K in E」です。
http://yoshidaen.jp/shopdetail/000000002978/


大変高価なモデルですが、その価値に見合うだけの大きな改善効果がありますので
PCオーディオ や ネットワークオーディオ を本気で追求する方にはお勧めできます。

 
2016/06/12 ESPRESSIVO SOUND 上位モデル開発中 

ESPRESSIVO SOUND さんが遊びに来て下さり、現在開発中のパーツを持参してくれました

 

PC本体の底板になります。



通常版の底板は2mm厚で強度的に不安がありましたので、前々から厚みを増やしてくれるように
お願いしていたのですが、この底板は5mmもあります。

このパーツにはまだ穴が開いておりませんが M6 のスパイクを立てることが出来るように
なる予定です。

 さらに、電源部のノイズ対策も強化するそうで現在試作機を制作中だそうです。

2週間ほどで完成するそうですので、到着いたしましたらご報告させていただきます。

 
 
2016/06/11 JPLAY 導入編まとめ 

JPLAYに惚れ込み、良く検証もせずに皆様にお知らせしてしまったため
色々と誤解されている方も多いようです(私が悪いのです申し訳ございません)
誤解を解く意味も含めて、今までに分かったことをまとめてみます。

まずは、操作性です。
Windows7での操作性は悪いですが、Windows8.1 Windows10 での操作性は良好です。
この部分で誤解されてしまった方が多かったようで申し訳ございません。

 

Windows7 での操作画面です。
スペースキーで再生開始します・・・
一時停止はエンターキーです。
BASIC時代のPCを操作している様で懐かしい気もしますね。

見た目はともかく音は素晴らしいです。

 

Windows8.1 Windows10 の操作画面です。
アルバムアートが出て、タイトル、曲目等必要なデータは全て出てきます。
まだ検証出来ておりませんが、音質もWindows7より良いらしいです。
操作性が上がり、音質もさらに良くなるそうですので素晴らしいです。

OSに関しては、クリーンインストールされたWindows10(7や8.1からアップデートされた物ではダメです)
が理想です。
検証した限りでは、アップデートPCではかなり苦労する事になる可能性が高いです。

PC-ハブ-NAS 間の接続は有線で行ってください。
無線接続では動作しない(動作しても音飛びします)可能性が高いとお考えください。
無線接続の場合、吉田苑の環境ではほとんど動作しませんでした。

まだ、安定動作させることに四苦八苦している状況ですので OS の違いによる音質の検証まで
進めていません。
ですが、ソフト側の再現性が高いためPC本体や周辺機器の変化に敏感に反応します。
その変化の幅が大きく、使いこなしにはかなり気を使いそうです。
今日も、NASのサーバーソフトを変更したのですが大きく音質が変化したため
慌てて元に戻しました。
他の再生ソフトでは違いが分から無かった部分ですので、このソフトの再現性の高さに改めて驚いています。

五月雨的に随時更新している状況ですので、定期的に覗いていただくと新しい情報が出ているかもしれません。

 
 
2016/06/06 JPLAY 導入苦闘中

2016/06/10 追記

インストール完了後、最初の2日間は辛うじて動作していましたが、3日目に動作不安定になり
4日目に完全に音が出なくなりました・・・
やはり、アップデートPCでは無理なようです。

将来、JPLAYをアップデートPCで動作させようとして苦労する方が現れると思いますので
この日誌はこのまま残しておきます。
少しでも参考になれば幸いです。
このPCは今からクリーンインストール作業に入ります。

3時間後にさらに追記

クリーンインストール後同様にインストールしたところ、何の問題も無く動作しました。
動作も軽く「Throttle」オンのまま問題無く操作可能です。
3時間でOSのインストールからJPLAYその他のセットアップまで出来てしまいました。
今までの苦労が嘘のようです。
クリーンインストールを強くお勧めいたします。

追記はここまでです。

JPLAYの音質の良さに惚れ込みつつも、あまりの操作性の悪さに
「このままではまずい」
と、Windows10導入を決意したのが前回までの流れです。

店頭のメインPCをWindows7から10へアップデートするのはリスクが高いので
サブ機のWindows8.1ノートをWindows10へアップデートして検証する事にしました。
アップデート前に、可能な限り不要なソフトやドライバーをアンインストールしてから
Windows10へのアップデート開始。
数時間でアップデート完了。
まずは、通常の動作確認を行い問題無いことを確認しました。
アップデートPCは次の日に動作しなくなることがあるため、この日はここで終了です。

翌日、問題無く起動したためJPLAYの設定マニュアルを見ながら、インストール開始。
まずはJPLAY単体をインストールして、JPLAY mini での音出し確認。
ここまでは順調でした。

設定マニュアルの通りにJavaの最新版をインストール。
MinimServerをインストール。
Kazooのインストールと一通りの設定作業。
慣れていないとこれらの作業だけでもかなり大きな負担です。
分からない部分はネットで検索しつつ、少しずつ進めていきましたので
全てのインストールと設定だけで、1日目は終わってしまいました。
仕事の合間に作業しているので、実際の作業時間は数時間だと思いますが
かなり疲れました。
ですが、ここまではマニュアル通りの作業ですのでそれほど苦戦する事はありませんでした。

2日目から実際の音出しを始めたのですが、これが全くうまくいきません。
最初に、問題になったのが動作の重さです。
実用にならないほど動作が遅く、クリックして反応するまで数秒かかります。
アップデートPCの弊害だと思うのですが、正直使い物になりません。
この時点で諦めれば良かったのですが、意地になってそのまま続行です。

動作の重さはJPLAYの設定から「Throttle」をオフにする事で改善しました。
これはオフにすると音質に影響するためオンのまま使用したい部分ですが、仕方ありません。

次にMinimServerを起動したのですが、これがうまく動作しません。
まずは、起動と同時に「指定されたパスが見つかりません」と動作停止します。
これはPCを起動した後にNAS内部を一度表示させることでクリアしました。
無線環境での接続のため、PC起動後に一度NASとの接続を回復させる必要があるようです。

次にそのNASを読み込みに行くのですが、これに30分掛かります。
これも無線環境である事と、アップデートPCであることが影響しているのでは無いかと考えております。

30分待った先にまた問題が・・・
今度は、Kazooを起動していよいよ再生を始めようとプレイボタンを押したのですが
音が出ません。
この原因が分からず、2日目はここで諦めました。

3日目はまた30分待つことからスタートです。
NASの読み込みが完了して再生開始ボタンを押す・・・無音・・・
これの原因が分からずかなり苦労しました。
本当に原因が分からず、半ばやけくそで Windows Defender を無効にすると動き出しました!!

この時点で外は薄暗くなっていましたので3日目は終了です。

4日目にようやく視聴出来る所までたどり着きました。
動作させることが最優先で、設定はかなり音質に不利な状態です。
それでも、ノートPCからでているとは思えない鮮度の高い音が出てきます。
かなり、難易度は高いですが挑戦する価値のある音です。

今回はアップデートPC及び、無線環境がどれくらい動作に影響を与えるかを同時に検証したかったため
音質に関しては深く追求しておりません。

結論として、アップデートPC及び無線環境でのJPLAY使用は可能ならば避けるべきです。
ここまで苦労した原因のほとんどは、無線環境と、アップデートされたWindows10に起因すると考えられます。
(ほとんどはアップデートが原因では無いかと感じておりますが・・・)

クリーンインストールされたWindow10マシンを有線環境で使用する限りにおいては
それほど大きな困難は無いと感じました。

現在、エスプレッシーボサウンドさんに真っ新のWindows10マシンを発注しておりますので
到着次第JPLAYをインストールしてご報告させていただきます。









2016/05/28 再生ソフト JPLAY 99ユーロ (12,200円ほど) 

今まで吉田苑では、PCオーディオの核となる再生ソフトにJRiver21をお勧めしていました。
JRiver21は、CDをリッピングすると自動でデータベースから楽曲情報やジャケット写真を
探してきて表示してくれる等の使い勝手の良さや、再生ソフトとしての音質の良さからお勧めしていたのですが
このソフトより高音質な再生ソフトも存在していました。
ですが、その音質差はそれほど大きな物では無く利便性を犠牲(高音質ソフトは操作性が例外なく悪いです)
にしてまで導入するメリットを感じませんでした。
便利で、標準以上の音質を手にできるJRiver21が総合力で上回っていると判断していたからです。

ですが、ついに利便性を犠牲にしてでも導入すべきと確信できる超高音質再生ソフトと出会いました。
ご紹介いただきましたI様、ありがとうございました。
大雑把な表現をお許し願えるならば、JRiver21の倍近く音が良くなります。
ここまでの大きな音質改善は、私のオーディオ歴の中でも数回しか思い当たりません。
初めてsharpの1bitアンプを聞いたときの衝撃に近い物を感じました。

http://www.jplay.info/

ただし、音は素晴らしいですが、Windows7での操作性は悪いです。
JRiverに慣れた方には面倒に感じられる方も多いと思いますので、普段使いはJRiverで
本気で聞くときだけJPLAYを使用するといった、使い分けが必要になるかもしれません。

この使い勝手の悪さは、Windows7のみで、8.1や10では大幅に改善されます。
ですので、JPLAYはWindows 8.1かWindows10で使用すると本領を発揮すると思います。
現在の吉田苑メインPCは、かたくなに10へのアップデートを拒み続けて7のままですが・・・
10へのアップデートを決断しなくてはいけなくなりました。
今まで、お客様より10へのアップデートのお問い合わせをいただいた際は
「動作不安定になるので止めてください。」
と言い続けておりましたので、手のひらを返すようで大変心苦しいです。

理想は、アップデートでは無く新品のWindows10 OSをご購入いただき、クリーンインストールしていただきたいのですが
今ならまだ無料でアップデート可能です。
動作不安定になるリスクを負ってでも、アップデートする価値はあると思います。

2016/5/29 追記

不勉強で申し訳ございません。
下記リンク先よりWindows10へのクリーンインストールが可能とお客様より教えていただきました。
ありがとうございます。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10


リンク先の「メディア作成ツールの使用」内「USBまたはDVDを使ってクリーンインストールを実行する」
から可能です。

クリーンインストールを実行すると、PC上の全てのデータが消えてしまいます。
メールデータ等も全て消えます。
JRiver等のライセンス情報をメール上に保存している場合は、それも消えるので
必要なデータは必ずバックアップしてから実行してください。
また、各種ドライバーのインストールが必要になる場合がございます。

クリーンインストールにはある程度のPC知識が必要となります。
良く分からない方は絶対に行わないでください。

追記はここまでです。


アップデートしてはいけない例をまず挙げさせていただきます。
仕事で使用するPCは絶対にアップデートを行ってはいけません。
現時点でWindows10での動作確認が取れていないソフトを頻繁に使用しているPCもリスクが高いです。

オーディオに関して言えば、USB/DACのドライバーがWindows10へ対応しているかどうかご確認ください。
当店のHU-02はWindows10対応ドライバーがございますので、お問い合わせください。

USB/DACのドライバーがWindows10へ対応していて、仕事に使用しないPCであればWindows10へアップデートを
行ってみてください。
アップデート後30日以内でしたら、Windows7へ戻すことも可能ですので動作不安定になるようでしたら
すぐに元に戻してください。

ちなみに吉田苑で行った2度のアップデート成功率は0%です。
2台しか行っていないのですが、2台ともアップデートした次の日にフリーズして全く動作しなくなりました・・・
2台とも普段使いのPCでしたので、ソフトもそれなりの数がインストールしてありました。
経験則ですが、ソフトが多数インストールしてあるPCほどアップデート失敗率が上がるように感じます。
逆に言うと、オーディオ専用PCのようにソフトが極端に少ないPCはリスクが少ないのでは無いかと想像しています。

このように、10へのアップデートはかなりのリスクがありますので
念のため、重要なデータは外部ストレージへ待避させておくことをお勧めいたします。

吉田苑の音楽用メインPC(エスプレッシーボサウンドPC)も近日中に10へアップデートを行う予定です。
成功にしろ失敗にしろご報告させていただきますので、エスプレッシーボサウンドPCをお使いのお客様は
もうしばらくアップデートはお待ちください。

JPLAYの音質評価は完了していますが、設定や使いこなし等は現在検証中です。
随時ここでご報告させていただきますし、PCコーナーの方も更新していきますので併せてご覧下さい。


 
 
 
2016/05/21 DALI OPTICON6 定価 289,440円(ペア/税込) OPTICN1 定価 120,960円(ペア/税込)

DALIの新製品 OPTICON1 と OPTICON6 を展示導入しました。
トールボーイスピーカーの展示導入は久しぶりです。

 

吉田苑は空間表現力を重視するため、コンパクトスピーカーを高く評価する傾向にあります。
空間表現力を重視すると、なぜコンパクトスピーカーが有利になるのか?ですが
空間表現力を高めるためには、いくつかのポイントがあります。
最も重要なポイントは位相特性が良好であることです。
その他に、発音源(ユニット)を可能な限り接近させる事があります。
そういう意味ではフルレンジスピーカーが最も理想的なのですが、レンジが取れないため
コンパクト2ウェイが最も現実的な選択になります。
また、付帯音が少ないことも大事でして、付帯音を箱鳴りと考えるとコンパクトで強度の取れる
小さなスピーカーが有利です。
このような理由から吉田苑では、トールボーイスピーカーよりもコンパクト2ウェイスピーカーを
お勧めする場合が多いです。

そうは言っても、フルオーケストラを聴く場合にはやはり質の高いたっぷりとした低音が欲しくなります。
単純な低音の量という意味ではトールボーイスピーカーはコンパクトスピーカーより有利ですので
フルオーケストラを聞く場合は、空間表現力と低音の質を多少犠牲にしてでもトールボーイスピーカーを
選択することになります。
高価なトールボーイスピーカーならば、コストがかけられるだけあって箱の強度も高く付帯音の少ない
良いモデルもあるのですが、低価格帯になるとそのような都合の良いモデルはなかなか見つからず
結果として吉田苑お勧め低価格帯スピーカーはコンパクトスピーカーばかり・・・となってしまいました。

今回導入した OPTICON6は低価格とは言いがたいですが、30万円以下のトールボーイスピーカー
として大変よく出来ています。
量感を伴いながら肥大すること無く質の高い低音を出すことが可能です。
背面に2カ所あるポートのチューニング次第で、低音の量を調整可能ですので
たっぷりとしたやや膨らみ気味の低音から、締まった弾む低音まで選択可能です。
中高域は気持ちよく抜けており、詰まった感じがありません。
コンパクトスピーカーのような空間表現力を持ちつつ、低音の量感も出せるこの価格帯では
珍しい高性能トールボーイスピーカーだと思います。

 

このモデルに限りませんが、ポートに詰め物をする際は完全に塞いでしまうと
息が出来なくなり、詰まった音になる場合が多いです。
指が2本くらい入る隙間を残すのがポイントです。

 
OPTICON6には、金属製の脚が付属します。
この脚の効果は大きいので忘れずに装着しましょう。

OPTICON1 は良い意味でDALIらしくない音作りのされたモデルです。
同価格帯に同社の人気モデル DALI MENUET があるので、意識して音作りを変えたようです。
DALI MENUET はエッジを丸めた甘めの音色で、穏やかに音楽に浸るのに向いていますが
エッジの効いた音を出すことは苦手でした。
OPTICON1はエッジの効いた鮮烈な音が飛んできます。
歴代DALIモデルの中で最もエッジの効いたモデルではないでしょうか。
低域の量感は控えめで、中高域が飛んできますのでうるさく感じる方もいらっしゃると思いますが
ロックやジャズを浴びるように聴きたい方にはお勧めできる楽しいスピーカーです。

 

新しいDALIの魅力を感じることの出来るこの両スピーカーは常設展示として随時視聴可能です。
お気軽にご視聴にお越しください。

 

今回の視聴にはアンプにNmode X-PM7 CDプレーヤーにSOULNOTE C-1を使用しました。
空間表現力の高いスピーカーですので、同様に空間表現力の高いシステムを組み合わせてみました。
アンプをSOULNOTE A-1へ変更すると、さらに熱く躍動感溢れる音になりますが、空間は少し狭くなります。
躍動感はC-1だけでも十分に得られるので、透明度と滑らかさを重視してX-PM7を選択しております。

X-PM7 + C-1 + OPTICON6 の組み合わせは、クラシックに限らずオールジャンル対応可能な
コストパフォーマンスの高い組み合わせで特にお勧めです。

2016/04/21 SOULNOTE A-1 定価 183,600円(税込) C-1 194,400円(税込) 

SOULNOTE の新製品A-1(プリメインアンプ)とC-1(CDプレーヤー)デモ機が届きました。
まだ電源を入れたばかりですので、本調子ではないですが良く出来ています。
A-1はリモコンが使える上に、リレー切替式音量調整のため小音量でもギャングエラーがありません。
C-1はディスク読み込み時間が大幅に短縮され5秒ほど(今までの1/3)で読み込めるようになりました。
SOULNOTEのアンプは小音量域でのギャングエラー、CDプレーヤーはディスクの読み込み時間が長すぎる点に
ご不満を感じていた方が多かったため、その欠点を見事に解消してあります。
音質も今までのSOULNOTEファンの期待を裏切らない仕上がりです。

 


メカニカルな独特のデザインのA-1(上)とC-1(下)




 
A-1はまだ目が覚めていないのか、ややマイルドなイメージですが
鳴らし込むと良くなりそうですので、もう少し鳴らし込んでみます。
C-1は前モデルsc1.0のエネルギッシュな躍動感を見事に継承していて
良い意味での荒さを持った厚みのある再生音を聞かせてくれます。

明日、明後日の二日間はメーカーさんより担当者の方がお見えになり
商品説明をしてくださりますので、ぜひ遊びに来てください。

2016/05/08 追記

結局デモ機ではA-1の本調子の音が聞けませんでした。
製品版が入荷しましたので、しばらく鳴らし込んでみました。
C-1の良さはデモ機で確認していましたが、A-1のデモ機は微妙な感じだったので心配していたのですが
全く問題ありませんでした。
エージングの進んだA-1は素晴らしいです!
初期の頃のSOULNOTEサウンドとも言える、パンチ力のあるメリハリの聞いた音色は
最近なかなか聞くことの出来ない音作りです。
A-1 と C-1 の組み合わせから出てくる音は、エネルギーと躍動感に溢れたライブ会場のような
空間に誘ってくれます。
上品な音色に少し飽きてきた・・・という方や古くからのSOULNOTEファン方にお勧めします。

追記はここまでです。
以下、私事になりますので、お時間のございます方はお付き合いください。。

先日、「スーパー歌舞伎2 ワンピース」を観劇してきました。
実は私は、歌舞伎には苦手意識がありました。
数年前に、日本人なんだから一度くらいは歌舞伎を見ようと思い立ち
何の前準備もせずに見に行ったのですが、これが大失敗。
さっぱり理解できず前座の狂言の方がずっと面白かったため
「私に歌舞伎は早すぎた・・・」
と、打ちひしがれて帰ってきました。

今回も、なんだ歌舞伎か・・・と全然見に行くつもりは無かったのですが
ミュージカル仲間から
「今回のスーパー歌舞伎はすごいよ!これを見ないなんて勿体ない。」
と、強く勧められたためあまり期待せずに見に行ってきました。

これがとんでもない大当たりでした!!
歌舞伎の枠を超えた新しいエンターテイメントと言って良いと思います。
全部で3幕(間に2度の休憩があります)の3時間超えの長い作品ですが
夢中で観劇していたので、あっという間でした。
1幕は歌舞伎の手法を多用した、歌舞伎タッチ。
2幕は一緒に楽しむ参加型エンターテイメント。
3幕は打って変わって正統派演劇スタイル。
と、飽きる暇がありません。

今まで、ミュージカルを中心に様々な演劇を観てきましたが、最も興奮したステージでした。
「オーディオを購入するお金があるのならば、それを後回しにしてでもこれを観た方が良いです!」
と言いたくなるほど素晴らしかったです。
残念ながら、公演日程は4月26日(火)までとあと数日しかありませんが、もし可能ならば
ぜひ観に行ってください。
原作のワンピースを知らなくても全く問題ありません。
知らなくても十分に(知っていればより楽しめます)楽しめますが、歌舞伎のお約束を
少しだけ知っているとより楽しめます。
歌舞伎は一人で数役演じる場合、早変わりと言ってステージ上で一瞬で役が入れ替わります。
今回は主人公のルフィーとお姫様役(異論はあるでしょうが・・・)のハンコックを
同一人物が演じますので、ルフィー=ハンコックと知っているだけで楽しみが倍増します。

さらに、博多ではこの夏もう一つ楽しみなミュージカルが上演されます。
私が、ミュージカルにはまったきっかけとなった演目で「エリザベート」です。
宝塚歌劇での1996年の初演以来、宝塚歌劇と東宝ミュージカルで継続的に上演され続けている
人気演目ですので、ミュージカル入門にも最適です。
「エリザベート」は、最前列にオーケストラピットが用意されていて、生演奏で
ミュージカルが楽しめますのでおすすめです。
こちらのチケット発売日は6/11日ですので、ミュージカルに興味がある方はおすすめです。

2016/05/08 追記

スーパー歌舞伎2 ワンピース の再演が決定いたしました!!!
来年になるそうですし、日程や会場の発表はまだ先ですが、今回見逃した方はぜひ観に行ってみてください。
オーディオ購入を後回しにしてでも観る価値があると思います。

 


2016年3月27日 TheBASE mk2

もう10年以上のロングセラーを続けております、当店のスピーカースタンド The BASE
をモデルチェンジいたします。
The BASE は298,000円(税込)とスタンドとしては異例の高額モデルでしたが、今回はさらに価格が上がっております。
まだ正式な販売価格は確定しておりませんが、40万円を超えそうです・・・
あまりに高価ですので、積極的に販売することはございませんが究極のスタンドに
ご興味がある方はお問い合わせください。
TheBASEは1本20Kgでしたが、新型は30Kgと重量が5割増しとなっております。
重くなった分、より低域方向のエネルギー密度が向上し深みが増しており、キレと高いエネルギー密度の
両立した早く分厚く軽やかな低域が楽しめます。
お使いのスピーカーに合わせて制作いたしますので、サイズや高さはご相談ください。

 

Dynaudio C1 に合わせてみました。

この組み合わせでの音質サンプルです。

C1+The BASE.wav へのリンク

2016年3月27日 エスプレッシーボサウンドPC 値上げになります。

エスプレッシーボサウンドさんのオーディオグレードPCが4月1日より値上げとなります。
新価格は 238,800円(税込)となります。
急な告知で申し訳ございませんが、ご検討中の方は3月31日までにご注文いただければ
旧価格にて販売可能です。

 
 
2016/02/20 DALI Zensor PICO  定価 41,040円(税込) 

今年最初の日誌はDALIの小型スピーカー Zensor PICO です。
入門クラススピーカーとして人気の高い同メーカー Zensor1 の下位モデルという位置付け
ですが、Zensor1とPICOの実売価格は3,000円ほどしか違いが無くほとんどの方が上位モデルである
Zensor1を購入していると思います。
価格差がほとんどありませんので、通常はその選択で問題ございませんが
実はこの2モデルには明確な音作りの違いがあります。
Zensor1 は入門クラスとしての分かりやすさを重視した音作りがされており
よく言うと派手な音作りになっています。
明快でリズミカル、聞いていて楽しいのですが少しうるさく感じることもあります。
対してPICOは穏やかな音作りがしてあり、派手さはありませんが
近くで聞いてもうるさくありません。
音作りの傾向としてはミドルクラス以上のモデルに似た、派手さでは無く
質感で聞かせるタイプになっております。
そういう意味ではZensor1よりハイクラスな音作りになっており
単純に上位モデルより下のモデルとは言い切れないところがあります。


このように大変優秀なスピーカーで、しかも低価格となれば
安くて良い音のするモデルが大好きな吉田苑が黙っている訳がございません。
早速チューニングを行いました。

今回の目標は、ほぼ同価格帯にあるZensor1-refと同じ物を作っても面白くありませんので
素の状態の良さである、質感の高さをより引き出す方向を目指してみました。

Zensor1よりさらに2回りほどコンパクトなため、PCサイドのデスクトップスピーカー
として使えますので、デスクトップ用途もこなせるニアフィールドリスニング用スピーカーとして
も使えるようにしてみました。

 

左がPICO、右がZensor1です。
PICOの小ささが良く分かります。

 
サイズが小さいと低音の量感や迫力は出しにくくなりますが、小さいことによるメリットも
ありまして、箱の強度が上がることによる音の滲みの減少、発音源が近接することによる
定位の向上等のメリットがあります。
今回はそのメリットを最大限に伸ばせるように、入念な改造を行いました。

ユニットフレームの強化、鳴き止。
ネットワークパーツの一部交換、交換に伴うバランス調整のための定数変更。
バスレフポート、バックパネルの鳴き止。
吸音材の調整。

上記改造を行い、素の良さを残しつつ解像度のアップ、質感のアップ、情報量の向上等
目標通りのチューンが出来ました。

元が良いだけに、手をかけるだけ良くなるためチューンの止めどころが難しい
モデルでした。
その結果、かなり手のかかる改造となってしまい、販売価格が42,800円(税込)とZensor1-refと
1,200円しか違いがなくなってしまいました。
ほとんど同価格のスピーカーとなってしまいましたが、スピーカーとしての
クオリティーはPICOの方が上の部分もございますので、同等のスピーカーとして
用途でご選択ください。

派手さは控えめですが、比較的低価格で質感の高い再生を目指す場合にお勧め出来る
良いスピーカーだと思います。
デスクトップ用途にもおすすめです。

実験的な試みですが、Zensor1-ref と PICO の比較用音源をアップしまみました。
同じシステムで再生してスピーカーのみ違います。
違いがお分かりになりますでしょうか???

zensor1-ref.wav へのリンク

piko-SE.wav へのリンク

再生音を試聴位置に設置した TASCAM DR-40 にて録音しております。

 

参考までにTEAC AI301DAと組み合わせてみました。
このサイズでしたらセットで卓上に設置する事が出来ます。
PCオーディオ入門システムとしてもおすすめです。