非常に強い台風１０号 あさって本州に接近のおそれ8月28日 9時52分

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非常に強い台風１０号は、日本の南の海上を北東に進んでいて、小笠原諸島や伊豆諸島、それに東海地方では、２９日にかけて風や雨が強まり、沿岸では波が高くなる見込みです。その後、台風は、３０日に本州に近づくおそれがあり、気象庁は、今後の進路や情報に注意するよう呼びかけています。

気象庁の観測によりますと、非常に強い台風１０号は、午前９時には日本の南の海上を１時間に２０キロの速さで北東へ進んでいます。
中心の気圧は９４５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートルで、中心から半径１１０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風が吹いています。

台風は２９日にかけて北東に進み、小笠原諸島と伊豆諸島の間の海上を通過する見込みで、伊豆諸島と小笠原諸島、それに東海地方の海上では、２９日にかけて次第に風が強まり、波が高くなる見込みです。
２９日にかけての最大風速は、小笠原諸島で２０メートル、伊豆諸島と東海地方の海上で１８メートルで、最大瞬間風速は３０メートルと予想されています。
波の高さは２９日にかけて、小笠原諸島で８メートル、伊豆諸島で６メートルの大しけになる見込みです。

また、東海地方と伊豆諸島、それに小笠原諸島では、２９日にかけて台風から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になって激しい雨が降り、局地的には１時間に５０ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
２９日の朝までに降る雨の量は、東海地方と伊豆諸島で１５０ミリ、小笠原諸島では１００ミリと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害、それに強風や高波などに十分注意するよう呼びかけています。
台風は、その後、進路を次第に北西に変えて、暴風域を伴ったまま、３０日に本州に近づくおそれがあります。
気象庁は、今後の進路や情報に注意するよう呼びかけています。