長谷川豊アナ、高畑淳子謝罪会見での「性癖」質問は「聞かない訳にはいかない質問」

2016年8月27日15時49分  スポーツ報知
  • 長谷川豊アナ

 元フジテレビで現在はフリーで活躍している長谷川豊アナ(41)が27日に更新したブログで、強姦致傷容疑で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者(22)の母親で女優の高畑淳子(61)の謝罪会見での「性癖」質問について理解を示した。

 64分間にも及んだ謝罪会見では、裕太容疑者の性癖について「何か気付くところはなかったか」との質問が飛んだ。

 この質問に、ネット上で非難が殺到。ツイッターには「母親に聞くことか」「子どもの性癖なんて親が知り得るはずないじゃん」などの書き込みが集中した。

 長谷川アナは、「非難の声は当然理解できます」と断った上で、「非難が起こることもすべて踏まえた上で、もし私があの場にいたら…私も同じ質問を確実にしています」とつづった。その理由として、フジテレビで14年間リポーターをしていた自らの取材経験をあげた。

 長谷川アナがある性犯罪事件の現場を取材した際、加害者男性の親族への独占インタビューに成功。その際、先輩ディレクターが横から「容疑者の性癖」を執拗に聞いたのだという。長谷川アナは「一緒に住んでいる肉親であればまだ分かりますが、親族です」と、その質問に疑問を抱いたが、親族は容疑者の性癖について語り出したのだという。

 取材後、先輩ディレクターは「なんであそこで性癖についての質問が出来なかったか?」と長谷川アナを叱責。「いくらなんでも親族に自分の性癖は教えていないはずだ」と反論すると、「相手の質問に対する答えを、オマエが勝手に決めつけるな!」とどなりつけられた。この一件から長谷川アナは、「嫌われてでも聞くところは聞かなきゃいけない」ということを教わったのだという。

 今回の裕太容疑者に犯行については「性欲は普通の人は抑えるものです。それを抑えられなかった」と指摘。その上で「今回の事件は『高畑容疑者の性欲』が大きな原因となっている以上…あの場で聞かない訳にはいかない質問です。生中継されている以上…こうやってバッシングを受けることも理解したうえでの質問でしょう。私が現場にいても同じことをしていたと思います」と記し、「結果、高畑淳子さんは『何も知らなかった』だけで、その解答を勝手に私が決めるわけにはいきません」とつづった。

 今回、批判を浴びている2人のリポーターについては、「私よりも多数の現場を踏んできている大ベテランの人物です。人間として決して礼を失した人物ではありません。恐らく、あの2人であれば、心の中で高畑淳子さんには頭を下げながら質問したのだと思います」とフォローした。

 そして、「難しいですよね。取材は。その時々によってすべて変わりますし。誠意を持って現場に当たるしかない、と私は思っていますが…未だに正解など見つけられない日々は続いています」と締めくくっている。

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