高性能タスクマネージャ


はじめに

Windowsを使っていて、妙に遅くなったり、いつもと明らかに違う挙動を示したとき、まぁ、とりあえず、Task Managerを起動したくなるのが人情だろう。そこに表示されたアプリなりプロセスで、いかにも不要そうな名前、例えば、

irane.exe

なんてあれば、簡単だ。躊躇うことなく止めればいい。が、大抵のプロセスはわけの分からん名前だったりして、今ひとつ落としていいのやら、悪いのやら分からない。だから、プロセス名を手がかりにgoogle先生に尋ねて恐々停止していくってのがよくあるパターン。

Default Task Manager でもね、でもね、それでもどうしようもないのってあるのよ、svchost.exeってやつはさ、通常のTask Managerだと詳細な情報が分からん。とりあえず、実験ってことで、一つ一つ切ろうとすると、間違って、RPCサービスに依存した奴を切ってしまって、強制シャットダウンになってしまったり。 右図見れば分かるだろうけど、こんな簡単な情報じゃ、対応のしようが無い。 さらに、ウィルスの中には、このsvchost.exeって奴に偽装して、正体を隠して起動させるタイプも居る。やはり、何に依存しているサービスなのか分かるのは精神衛生上好ましい。実際には、コマンドラインで、svchostの情報をもっと詳細に調べる事は出来るけど、やっぱりめんどくさいし、もう少しいい方法は無いものか...。


そ・こ・で・だ、今日はナイスでスペシャルなツールの紹介を使用ってわけさ。

その名も、Process Explorer!なんとなく、プロセス探るぜって感じで偉そうだろう。さらに、これはMS様謹製じゃ!あいつらはやれば出来る。普段はつまらんFUD(参考1(eng),参考2(日本語))とかに精を出しているだけで、基本的な開発能力はあるんだろう。

世間的に見れば、生産性の高い事に使えそうな能力を、自分の好きな世界にしか使わない奴らは大好きさ。お友達に20人ぐらいはほしい。

導入

特に何も無い。zipファイルを解凍して、好きな場所において置けばよい。現実的には、c:\program files 以下だろう。で、必要な人は、日本語化パッチをダウンロードしてインストール

使い方

Run Process Explorer 特に複雑な事は無い、解凍したフォルダ中のprocexp.exeをクリックしてやると、以下の様な画面が表示される。explorere.exeから上の部分が、通常のTaskマネージャーにおけるProcessの項目に対応する。ざっと見た感じ、通常のタスクマネージャーと比べてさほど重要な情報が増えたようには見えない。まぁいらいらせず待て。とりあえず、見た目がなんとなく変わっただけでも気分転換になって良いじゃないかと。


show detailed information ここからが本番、svchost.exeの上にマウスを当てると、左図のように依存しているサービスが表示される。これで、不必要なサービスが起動の有無、通常のwindowsサービスじゃないものが、svchost.exeの名前を騙っていないかを調べる事が出来る。


show detailed information さらに、View → system information とすれば、高性能なパフォーマンスモニタも表示される。デフォルトだと、すべてのCPUをひとつのグラフで表示しようとするので、dual CPU環境の場合、"Show one graph per CPU"にチェックを入れる。


show detailed information 明らかに通常のタスクバーに比べて、高機能なんだから、置き換えたいと思うのは人情。そんなときは、Options → Replace Task Managerにチェックを入れるだけ。以後、 ctrl + shift + esc で、Process Explorerが起動するようになる。


おわり

上で説明した以外にも、いろいろ詳細な情報が表示されるんで自分で調べてくれ。 俺はいつも必要な時に必要な事しかやらない。

例えば、特定のドライブやファイルがロックされていた場合に、"Find" からファイル名や、ドライブ名で検索して使用中のプロセス・アプリケーションが無いか調べるなんて使い方も出来る。

とりあえず、より詳細な管理が出来るようになった。ヨカッタヨカッタ。


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