ナイロビ=岩尾真宏
2016年8月27日18時38分
日本が主導し、アフリカ諸国の首脳が参加する第6回アフリカ開発会議(TICAD6)が27日午前(日本時間同日午後)、ケニアの首都ナイロビで開幕した。安倍晋三首相は基調演説でアジアとアフリカを結ぶ「自由で開かれたインド太平洋戦略」を表明。地熱発電などのインフラ整備や人材育成などに、今後3年間で官民で総額3兆円(300億ドル)規模を投じる方針を明らかにした。
アフリカでのTICAD開催は初で、約70の日本企業も参加した。人口増や経済成長が見込まれるアフリカで、官民が連携して存在感を高めたい考えだ。
首相は演説で、中国への対抗を念頭に、「両大陸をつなぐ海を平和なルールの支配する海とするため、アフリカと一緒に働きたい」とアピール。「太平洋とインド洋、アジアとアフリカの交わりを、力や威圧と無縁で、自由と法の支配、市場経済を重んじる場として育て豊かにする責任を担う」と、アフリカで政治的、経済的な影響力を強める中国との違いを強調し、日・アフリカの関係強化を訴えた。
また、「質の高い、強靱(きょ…
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