拉致被害の曽我さんが署名活動 新潟・佐渡
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帰国した拉致被害者のうち一緒に拉致された母親の消息が分かっていない曽我ひとみさんが、今月で拉致から38年がたつ中、署名活動を行い、残された被害者の早期帰国に向けた政府の取り組みを求めました。
昭和53年の8月に新潟県佐渡市の自宅近くで、母親のミヨシさんとともに北朝鮮に拉致された曽我ひとみさん(57)は、14年前の日朝首脳会談のあと帰国を果たしましたが、母親の消息は分かっていません。
今月で拉致から38年がたつ中、曽我さんは27日、地元の佐渡市で被害者の救出を求める署名活動を行い、多くの人が足を止めて応じていました。
拉致問題をめぐっては、北朝鮮が被害者らの安否の調査の中止を発表してから今月で半年がたちましたが、進展はないままで、一連のミサイルの発射が拉致問題に与える影響を懸念する声も出ています。
取材に応じた曽我さんは、「こんなに長い間、母と離ればなれになるとは考えてもみませんでした。どうすれば母が帰って来ることができるのかばかり考えていますが、進展が見られず、一日一日を歯がゆい思いで暮らしています」と話しました。
そのうえで「ミサイルと拉致の問題は別々に考えてもらいたい。政府は、拉致された人たちが一日も早く家族の元に帰って来られるよう、今まで以上の力を出してほしい」と求めました。
今月で拉致から38年がたつ中、曽我さんは27日、地元の佐渡市で被害者の救出を求める署名活動を行い、多くの人が足を止めて応じていました。
拉致問題をめぐっては、北朝鮮が被害者らの安否の調査の中止を発表してから今月で半年がたちましたが、進展はないままで、一連のミサイルの発射が拉致問題に与える影響を懸念する声も出ています。
取材に応じた曽我さんは、「こんなに長い間、母と離ればなれになるとは考えてもみませんでした。どうすれば母が帰って来ることができるのかばかり考えていますが、進展が見られず、一日一日を歯がゆい思いで暮らしています」と話しました。
そのうえで「ミサイルと拉致の問題は別々に考えてもらいたい。政府は、拉致された人たちが一日も早く家族の元に帰って来られるよう、今まで以上の力を出してほしい」と求めました。