韓経:低成長の解決法を提示できない韓銀

韓経:低成長の解決法を提示できない韓銀

2016年08月25日11時05分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  大韓民国最高の頭脳が集まった韓国銀行(韓銀)が「小心」になっている。報告書は急減している。

  提言に耳を傾ける人も減った。

  各国の中央銀行は低成長の原因を究明して対応する責任を担って忙しい。しかし韓国経済の現在と未来を論じる場で「韓銀マン」を探すのは容易ではない。韓銀は政府との混乱を避けるため、また市場の誤解を招かないため、消極的にならざるを得ないと話す。論争を招きながらも疎通を増やしている米国の中央銀行(FRB)とは対照的だ。

  韓銀内部の博士級人材は138人にのぼる。国内の代表的なシンクタンク、韓国開発研究院(KDI、65人)に比べて倍以上多い。しかし報告書の量は非常に少ない。しかも正確度が低いという評価だ。チーフエコノミストが出した経済予測が民間研究所より劣るという指摘もある。経済成長率予測値は1年間に4回も修正された。

  こうした理由のため韓銀の報告書の存在感はしだいに弱まっている。過去に下線を引きながら読んだ経済官僚さえも「韓銀の報告書を読まなくなって久しい」と話す。

  FRB出身のキム・ジンイル高麗大教授は「外部との人材交流を拡大して視野を広げ、韓国経済の解決法を提示するのに韓銀が率先する必要がある」と述べた。
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