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日韓通貨協定、財務相「要請あれば検討」

2016/8/24 13:21
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 麻生太郎財務相は24日の閣議後の記者会見で、緊急時に米ドルなどを相互に融通する通貨交換協定を巡り「韓国から話がでれば検討する」と述べた。日本と韓国の財務当局は27日からソウルで金融・経済問題を協議する財務対話を開く。通貨協定は2015年2月に打ち切られており、財務対話は協定再開へ前進するかが焦点になる。

 麻生氏は「(打ち切る前に)大丈夫かと話したが、むこうからいらないという話で、打ち切った経緯がある」と述べ、通貨協定の再開には韓国からの要請が前提になるとの意向を示した。

 12年8月に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が島根県の竹島に上陸したのを機に外交関係が悪化。通貨協定も打ち切られた。通貨協定の再開は経済分野の協力が深まる象徴的な意味合いがある。財務対話には日本側から麻生太郎財務相、韓国側から柳一鎬(ユ・イルホ)企画財政相が参加する。

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