『語彙力こそが教養である』(齋藤孝、角川新書)
Amazonほしい物リスト(AHL)より献本していただきました!!!!
ああああ!またいただいてしまいましたー!!!!
— こうたろー@はてな (@KotaroOHI) 2016年8月21日
ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!(´;ω;`)ブワッ pic.twitter.com/AhvmTvb6xP
齋藤孝先生の本は前から好きで、非常に知性溢れる内容なのに、非常に読みやすい!
普段は明治大学の教授をされてるので、大学生相手にも伝わるように言葉を紡いでいらっしゃるのかなって思います!
読んでみようか悩んでいる人は絶対に読んだほうがいいです!
まさに、こんな拙ブログなぞ読んでないで(笑)、本の一冊でも読んでいきましょ!!
もくじ
読んだきっかけ
元々、齋藤孝先生の本は好きなんです。
前にもこんな記事を書きましたし。
他にも以下の本を持っています。
またおいおい紹介記事を書いていきたいと思います ((φ(..。)カキカキ
それと、最近マイブームだった水野敬也氏のブログで齋藤孝先生のことが取り上げられていたので!
そう、この『語彙力こそが教養である』のP76に水野敬也氏のブログが好例として紹介されているのです!!
これは読むしかない!!
けど、そんなにポンポン買ってたらお金が湯水のように消えていくばかりじゃんか......。
って思って、とりあえず「Amazonほしい物リスト」に加えておきました。
そしたらドッコイ!
読者のタイガーマスクさまよりお贈りいただいてしまいました!!
本当にありがとうございます!!
とばし読みできないくらいにおもしろい。#齋藤孝#語彙力こそが教養である pic.twitter.com/sYluOkr0W3
— こうたろー@はてな (@KotaroOHI) 2016年8月24日
※水野敬也氏のブログもぜひお読みください! 言い回しや言葉選び、笑いのセンスが抜群です!
言葉は身の文
今回の本は赤線引きまくりでした!
赤線引いた箇所を中心に紹介していきます!
「言葉は身の文(あや)」ということわざがあります。話す言葉はその人の人格や品位までも表す、という意味の言葉です。(p3)
いやはや、非常にお恥ずかしい限り。
こんな「語彙力」について語られた本を読んで、こうして文章を作っていく作業はなかなかのしんどさです(笑)
語彙力をフル回転して書いていくようじゃないですか(笑)
まあ、それはさておき、まさにその人の人格や品位を表してしまいますよね、言葉って。
語彙力が豊かであれば、仕事でもプライベートでも「一目置かれる存在」になるそうです。
そのために語彙力トレーニングしていきましょうよ、という本です。
文章を紡いでいくブログ界ではやっぱり☆←ヒトデくんが「一目置かれている存在」でしょう。(はてなブログ界)
いつもはポップな文体でおちゃらけているように書いていますが、(水野敬也氏を神としていることもあり)言い回しや言葉の選び方がうまい。
以下の記事のような「きっちりした」文章を書ける語彙力もある上での、面白おかしいポップな文章を読みやすく書いているわけで。
扱える言葉の数が多いということは、単純に表現の幅が広いということですからね。
本人はただ「文章を書くのが好き」と言うくらいですが、その根底にはやはり語彙力の豊かさもその人気の要因にあるように感じます。
たくさんの言葉や表現をインプットして、実際に書くことでアウトプットしてきたのでしょう。
そりゃ人気者にもなるわけです!(ヒトデファンの一人が僕です)
気に入った作家の文章はすべて読み尽くす
そして、本や週刊誌、ネットの記事やブログなどで気に入ったエッセイストに出会えたら、その書き手の思考の隅から隅まで吸収してしまいましょう。(p75)
とにかく集中して読み尽くしてしまおうっていうことです。
「文は人なり」ということで、語彙と思考はセットなんですね。
またヒトデくんの話になってしまいますが、彼も水野敬也氏のブログは読み尽くしたと書いていました!
関連書籍も買い漁り、ブログも3周くらい読んだらしいです。
参照
すごいんすよ、ヒトデくんは。
齋藤孝先生はこう書いています。
水野敬也さんのブログや本を集中して読むなかで、言い回しや言葉選び、笑いのセンスを吸収することはできます。すると次第に、「水野敬也」が乗り移ってくるのです。
そうなったら、その吸収した語彙をアウトプットしてみてください。(略)「水野敬也らしく」書いてみるのです。水野さんの独特の言い回しや言葉の選び方をトレースして、面白みが残せれば、「相手の興味を惹きつける文章が書ける」こととイコールです。それを何人かのエッセイストで繰り返せば、みるみる表現の幅が広がっていくでしょう。(p77)
これを何の気なしに、ナチュラルな自分でやってのけて、人気ブロガーに登りつめたのがヒトデくんだ!!!!
すごいねー!!
なので、皆さんも「相手の興味を惹きつける文章」を書いてみたいなと思ったら、ヒトデくんのブログや水野敬也さんのブログ、
もしくは自分でお気に入りのエッセイストやライターの文章を片っぱしから読んでみると良いかもしれませんね!
ものの見方や考え方、ユーモアまで学んでしまいましょう!
テレビを見てても語彙力トレーニングになっちゃう?
「本とか読むのだりーよ」なんて言ってるそこのゆとり世代!
そんな情けないこと言うなよぉ!(修造調)
でも本書にはテレビ、映画、音楽、インターネットなんかでも語彙のインプットのトレーニングをやっていけるって書いてくれているんだ!
例えばテレビの場合を取り上げてみましょっか。
私は、この忙しく情報量の多い今の時代だからこそ、テレビの価値はもっと見直されるべきだ、と常々感じています。知識を掘り下げたいときには専門書やネットの力を借りるべきですが、良質な番組を選べば、手軽にある程度の知識が得られます。
というふうに書いています。
社会問題なんかは『NHKスペシャル』でインプットするそうですし、
他にも『100分 de名著』『未来世紀ジパング』『ワールドビジネスサテライト』『開運!なんでも鑑定団』『美の巨人たち』『ホンマでっか!?TV』等でも情報を得ているそうです。
それと齋藤先生はドラマの脚本にも語彙のヒントは沢山あると述べられています。
例えば古沢良太さんの『リーガルハイ』。
新垣結衣ちゃんかわいい......じゃなくて、堺雅人さんのひたすら続く早口、罵倒。
「大企業に寄生する優しいダニ、それがみなさんだ」
「絹美という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました。なんてナウでヤングでトレンディなんでしょう」
こんなセリフが続いていくわけです。
同じ罵倒でも、ただ「バカ」「ださい」「うざい」を連発するよりも、逆にユーモアがあって知性を感じさせると齋藤先生は言っています。
他にも宮藤官九郎さん(『木更津キャッツアイ』等)や、大根仁さん(『モテキ』等)、坂元裕二さん(『最高の離婚』等)も「ものを見る角度」が秀逸だと紹介されています。
ただ、すべてのドラマの語彙クオリティが高いわけではないようです。
かなりレベルの差があるということなので、第1話で見極めることが必要とのこと。
説明のためのセリフが延々続いてたり、心に残るセリフが全くないドラマは淘汰していきましょう。
この論理でいくと「アニメ」もインプットの素材になりそう......かな?!
もちろん作品によってピンキリでしょうが。
けど米澤穂信さんの小説を読んでいると、まあいろんな言葉が出てきます。
今読んでいるのはこれ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 184回
- この商品を含むブログ (215件) を見る
これが原作になっているアニメ『氷菓』も良い素材になるのかな??
まぁ、読んでいるほうがたくさんの言葉に触れられるから、効率としては読書してるほうが良いんだけど。
あ、余談でした!(^◇^;)
まとめ
素晴らしい本すぎて、紹介したいエッセンスを書ききれません!
他にも『人志松本のすべらない話』の話や、「コスパ最高の文学はドストエフスキー」って話や、SNS等のコミュニケーションツールを使ったアウトプットのトレーニングの提案の話など、ほんとに面白いです!
これを「ほんとに面白い」で片付けるあたりに、自分の語彙力の弱さを露呈してますね(^◇^;)笑
また、言葉の誤用についてや、時代の変化に伴って変わってくる言葉、若者言葉などにも言及されています。
このへんもまた記事にしていきたいですが......。
ということで、本書が素晴らしすぎた!って話でした。
読みたい本、紹介したい事柄が多すぎて時間が足りません!
今回の本に倣って、『坊っちゃん』の音読を寝る前に始めました!
一人暮らしの部屋で音読してるのは、もし外に声が溢れてたら不気味かもしれませんがwww
とにかく僕も語彙力を増やしていって、思考を深め、人間的にも成長していけたらなと思います!
一朝一夕では成し得ないですけどね!
「習慣」にしていくことが大事ですね!!
まじめかっ!
おわり!