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【大リーグ】

青木、乱された… 観客が2度も乱入

2016年8月27日 紙面から

◇ホワイトソックス7−6マリナーズ

 【シカゴ穐村賢】大リーグは25日、各地で行われ、マリナーズの青木宣親外野手(34)は当地のホワイトソックス戦に「1番左翼」で先発。守りでは2度の好守で魅せたが、9回の打席はファンが2度もグラウンドに乱入して集中を乱されるなど、4打数無安打、1四球だった。マーリンズのイチロー外野手(42)はロイヤルズ戦に「6番右翼」で先発し、4打数無安打。打率は2割9分8厘となり、5月16日以来101日ぶりで3割を切った。

 2度の珍入者に青木もお手上げだった。同点で迎えた9回の第5打席。2ボール1ストライクとなると、突如右翼の客席から2人のファンがフィールドに乱入。警備員によって取り押さえられた直後にも、新たにもう1人のファンが乱入。5分以上にわたって中断を余儀なくされた。

 打席の青木もベンチ前に戻って集中を保とうと努めたが、1死二塁の好機で空振り三振。「(集中しづらいのは)わかってはいたけど、なかなか難しかった。立て続けに2回は、さすがにちょっとね」と水を差したファンの行動に渋面を浮かべるしかなかった。

 打席では無安打に終わったが、守備では2度の美技を披露。1回1死満塁ではライナー性の打球を滑り込んで好捕すると、7回無死一塁では前方の打球をダイビングキャッチ。ホ軍ベンチがビデオ判定を要求したが、覆ることなくアウトがコールされると、左翼の守備位置の青木も笑顔を浮かべてガッツポーズをつくり、「チャレンジされるとビクッとする」と苦笑いだった。

 ただ、チームはサヨナラ負けを喫して3連敗。プレーオフを争う上で手痛い敗戦となり、青木も「なんとか逃げ切りたかった」と落胆の表情を隠さなかった。

 

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