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山口組分裂1年で警戒など強化

08月26日 19時00分

国内最大の指定暴力団・山口組が分裂して27日で1年となります。
名古屋市には山口組トップの出身母体である弘道会の本部があり、警察は事務所周辺の警戒などを強化するとともに組織の弱体化に向けた捜査を進めています。
指定暴力団・山口組は去年の8月27日に分裂し、一部の団体の組長らが新たに神戸山口組を立ち上げました。
警察によりますと、25日までに対立抗争とみられる事件は全国で86件起きています。
7月には名古屋市中区で、神戸山口組系の暴力団員が拳銃で撃たれて殺害され、警察は対立抗争との関連を捜査しています。
名古屋市中村区には、今の山口組のトップ、司忍、本名、篠田建市組長の出身母体である弘道会の本部があり、警察は対立抗争が激化しないよう、事務所周辺での警戒や情報収集などを強化しています。
また、警察は法律に基づいてより厳しく活動を規制できる特定抗争指定暴力団の指定に向けた捜査を進めていて、双方の組織の弱体化を目指しています。
一方、愛知県の弁護士らも双方の団体を特定抗争指定暴力団に指定するよう要請することを検討していて、暴力団の排除に向けた動きも出ています。
愛知県弁護士会の民事介入暴力対策委員会で委員長を務める加島光弁護士は「対立抗争による危険がなくなるよう弁護士としてできる取り組みを進めたい」と話しています。

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