2016.08.26 12:00
映画『シン・ゴジラ』でイメージデザインを手がけた前田真宏氏は、2015年の大ヒット映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)のコンセプトデザインを手がけている。その経緯には何と3DCG版の『マッドマックス』があったという。その裏側について前田氏にお話を伺った。
Ⓒ2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
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レーティングの壁に幻となってしまったフル3DCGの『マッドマックス』だが、前田氏の手がけたコンセプトデザインやイメージの多くが実写映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に反映されている。前田氏とジョージ・ミラー監督がともに作り上げた凄まじい映像体験を未見の方は是非、すでに見られた方はもう一度体験していただきたい。
【プロフィール】
前田 真宏(まえだ まひろ)/1963年生まれ。アニメーション監督。株式会社カラー所属。東京造形大学在学中より『風の谷のナウシカ』『超時空要塞 マクロス』などの作品にアニメーターとして参加。その後スタジオジブリ、GAINAXを経て92年有志と共にアニメーションスタジオGONZOを設立。98年OVA作品『青の6号』で監督デビュー。代表作は『ANIMATRIX The Second Renaissance 1&2』、『巌窟王』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』など。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ではコンセプトデザインとして参加。短編シリーズ『アニメ(ーター)見本市』にて『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』、『Kanón』、『ハンマーヘッド』の監督を務める。庵野秀明が脚本・総監督を務める実写映画『シン・ゴジラ』(全国東宝系公開中)ではゴジライメージデザインで参加している。
【本文中で紹介した作品】
TV番組リサーチ会社を経て、現在フリーランスのリサーチャー&ライター。映画・アニメとものすごくうるさい音楽とものすごく静かな音楽が好き。
WEBSITE : suburbangraphics.jp