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 日本が主導し、アフリカ諸国の首脳が参加する第6回アフリカ開発会議(TICAD6)が27日、ケニアの首都ナイロビで開幕する。共同議長の安倍晋三首相は同日、日本の技術を生かしたインフラ投資やテロ根絶に向けた支援策など、日本のアフリカ政策を盛りこんだ基調演説を行う。

 TICADのアフリカ開催は初。安倍首相は演説で、インフラ投資などで日本の「質の高さ」をアピール。人材育成などへの貢献も訴え、アフリカで影響力を増す中国との差別化を図る考えだ。アフリカの国連安全保障理事会の常任理事国入り支持も表明する。

 首相は26日午前(日本時間同日午後)、ケニアのケニヤッタ大統領と大統領官邸で共同記者発表を行い、「日本はアフリカが描く夢を、アフリカと手を携えながら実現していきたい。それを強く推進していくのがTICADだ」と述べた。(ナイロビ=岩尾真宏)

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