蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】ソフトバンク、悪夢の首位陥落 9回に逆転食らった2016年8月26日 紙面から
◇楽天7−5ソフトバンク楽天が終盤で競り勝った。4−4の8回に1点を勝ち越されたが、9回1死一、二塁から茂木の中堅へのランニング本塁打で逆転した。ソフトバンクは9回に登板した4番手のスアレスがつかまり、約4カ月ぶりの2位転落。 ◇ 悪夢のような首位転落だった。8回に1点を勝ち越し、工藤監督はスアレスを9回のマウンドに送った。23日の試合でサファテが右脚を痛め、予定通りの継投だったが、痛恨の逆転負け。4月19日から守ってきた「定位置」から滑り落ちた。 「奇跡も起こるし、こういうことも起こる。野球はね」。試合後の工藤監督は深い息をついて振り返った。スアレスが1死一、二塁のピンチを招き、続く茂木のライナー性の打球に中堅柳田が猛然と突っ込んだ。その直後、スタンドから悲鳴が起きた。 懸命に伸ばした柳田のグラブのわずか先で弾んだ打球は、中堅最深部に到達。「捕れるかなと思ったが、後ろにそらすのはよくない。前で止めてほしかった」。痛恨のランニングホームランで失った3点を、工藤監督も悔やむしかなかった。 初回に先発の東浜が3失点したが、3回に柳田が16試合ぶりの一発となる14号2ラン。4回には打率1割台の細川の2点二塁打で試合をひっくり返した。8回にも柳田の二塁打から再びリードを奪っていただけに、あまりにも痛い1敗だ。 日本ハムとは試合前までマイナス0・5ゲーム差だったため、これで1・5ゲーム差。柳田が本塁打を放った試合の「不敗神話」も終わった。「やることは変わらない。目の前の1試合を勝つだけ」と工藤監督。残り29試合。V2王者の底力が問われる。 (相島聡司) PR情報
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