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【プロ野球】

日本ハム、最大11.5差からミラクル奪首 最短であすM27点灯

2016年8月26日 紙面から

ロッテ−日本ハム 1回表2死二塁、中田が左前に先制打を放つ=QVCマリンで

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◇日本ハム4−1ロッテ

 日本ハムが4連勝で首位に浮上した。増井が5安打1失点で投げ切り、プロ7年目で初完投を飾り5勝目。1回に中田の適時打で1点を先制すると3回にも中田の二塁打などで3点を加えた。ロッテは投打に力負けして3連敗を喫した。

    ◇

 ついにタカを捕まえた。4番・中田の2打席連続適時打で4連勝を飾った後、ソフトバンクの敗戦が決定。最大11・5ゲーム差をひっくり返し、日本ハムが今季初めて首位に躍り出た。

 初回、主砲がゲームを優位に進める先制点をもたらした。2死二塁。古谷の内角カットボールを強振。「ここまできたら勝ちゃいい」と中田。祈りが通じた打球は左翼・角中の前でポトリ。「打ち損じたけどね。いいところに落ちてくれた」。5試合連続の初回得点で打線を活気づけると、2点リードの3回には左線適時二塁打を放ち、リードを広げた。

 開幕から絶対的な4番としてチームを支える一方で、シーズン佳境を迎え、腰の張りを抱えての出場が続く。「みんな、しんどい思いをしてやってる。それはみんな同じ」。田中賢、陽岱鋼らも満身創痍(そうい)であることを熟知。主砲として痛いかゆいは一切、言わない。大谷も「中田さんは頼りになる人」と尊敬の念を抱く。

 貯金は今季最多の28。最短で27日にも優勝マジック24が点灯する。「みんなプレッシャーの中で必死にやっている。1試合でも落としたら厳しくなる。集中してやっていく」と、勝ってかぶとの緒を締めた中田。打倒タカに燃える男は悲願のVへ、必死にバットを振り続ける。(水足丈夫)

 

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