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 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入ったシャープは26日、東京支社を解消し、新たに社長室をつくるなどの組織再編を決めた。戴正呉(たいせいご)社長のもとに権限を集中させることで、社長が掲げる「信賞必罰」の人事を徹底し、業績の改善を急ぐねらいだ。

 26日の取締役会では、五つあるカンパニーを10の事業本部に再編することや、執行役員を現在の22人から1人に減らすことも決めた。いずれも27日付。

 現在、東京都港区にある東京支社には、営業や広報なども含め約600人が働く。このうち官庁などの対応に当たる渉外や総務部門の社員は再編後、社長室に所属する。東京には引き続き一部社員が残るが、その数を減らすかどうかは「非公表」(同社)という。

 社長室には経営企画や経理、財…

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