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めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」

仕事で「何か手伝えることはありますか?」と相手に聞くことを辞めた

雑記 仕事 営業

僕は数百万円の精密機械を販売するお仕事をしている。年間ノルマは数千万円。辛い。値段がとても高いので、お客様にすぐ買ってもらえることがまずない。従って、長期的な顧客フォローと、高くそびえるノルマに対して計上されていかない売り上げの数字を見ても頭がイカれない精神を持つことが重要なのだ。

 

さて、そんな僕にも営業アシスタントが一人ついている。同い年の女の子なんだけど、すごくよく気がつく子で、仕事を頼むと高いクオリティで結果が返ってくる。なんというか、高級車に乗っている気分で仕事ができる。こんな気分にさせてくれる人ってそんなにいないので、貴重な人材だなと思う。

 

その女の子が近々結婚をするということで、平日の夜に打ち合わせが入るということで早く帰らせてあげたいと思って、「手伝えることある?なんでも言ってよ。今日あと(作業)何が残ってるの?」と僕は毎日聞いていた。でもこの言い方、受けてからすると、感謝こそすれ、たぶん「気持ちだけもらっておくわ」となるだけだろうなと思ったのだ。

 

毎日のタスクを朝整理して作業をする中で、自分の仕事を他人に振ろうと思うと、「作業を振るためのコスト」がかかる。例えば問い合わせ対応を代わりにやろうと思ったら、お客様からの問い合わせの経緯や日時、回答すべき内容について共有するというコストがかかる。つまり、「自分でやったほうが早い」という結論にすぐになってしまう。僕が手伝えることある?と質問した時に、実際に仕事が振られたことがなかったので、たぶんそう感じているのだと思う。

 

そこで対策を始めた。

①今まで営業アシスタントに丸投げしていた仕事の一部を自分でやることを宣言した

②営業アシスタントの仕事を理解するように努める

③時間がかかっていそうな作業を、先回りしてやってあげる

④夕方遅くにかかってくる電話を、なるべくとってあげる

⑤明日できることは明日に回すように言って、早く帰ってもらう(帰ることの心理的ハードルを下げる)

 

今のところ③以外は結構できていると思う。とにかく、なるべく情報を共有して、「何をやっているのか」理解してあげるようにして、「自分じゃないとできない業務だ」と思わせてしまうことによる業務負荷を減らしてあげたいなと思った。

 

人に優しく。