ワンセグ、NHK契約義務なし

携帯所有でさいたま地裁

画像NHK放送センター=東京都渋谷区 埼玉県朝霞市議の男性(40)が、ワンセグ付きの携帯電話を所有する人はNHK受信料の契約を結ぶ義務があるかどうかを争った訴訟で、さいたま地裁(大野和明裁判長)は26日、契約義務がないとの判断を示した。

 大野裁判長は判決理由で、携帯電話の所持は、放送法上、受信契約を締結する義務があると定める受信設備の設置には当たらない、との判断を示した。

 訴状などによると、男性は単身赴任生活でテレビがなく、ワンセグ付きの携帯電話を所有しているものの視聴していない。昨年、NHKに問い合わせたところ、視聴の目的がなくても持っているだけで締結義務があると説明された。

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