昨日クラシックの聴き方について書いたので、今日は何を聴いたらいいかおすすめの曲を書いていきます!
トランペットのおすすめはこちら
全時代だとかなり長大になるので、まずはバロックと古典派までいきます。
宮廷・宗教の響き バロック
ルネサンスは割愛しますが、バロック音楽も昔からの流れを受け継いで徐々に発展していきました。
この頃は音楽=宮廷、王の御前もしくは教会で神の御前
というものだったため、格式高くてエレガントです。
ちょっと眠くなるかもしれませんが、心地よくてBGMに最適です。
華やかで軽い音楽 ヘンデル
ヘンデルはバッハと同じ年にドイツで生まれました。
父親は彼を法律家にしようと勉強させ、ヘンデルはハレ大学に進学し法学を学びましたが音楽への情熱を捨てきれず音楽家になったという人物。
途中でイギリスへ亡命し帰化しました。
紹介したように、華やかな作品が多くトランペットにとって大事なレパートリーもたくさん作曲しています。
トランペットの黄金時代を築いてくれた一人。
水上の音楽
王宮の花火
メサイヤ ハレルヤ
シバの女王
これもよくBGMでききます
荘厳な構造物 宗教音楽 バッハ
バッハはヘンデルと同じ1685年生まれたいわずと知れた「音楽の父」
彼もトランペットにとって超重要なものをたくさん書いています。
彼は教会の専属オルガにストだったので宗教関係の曲もたくさん書いており、そう作曲数は1000曲を超えます。
バッハの音楽にはとても大きな、聴いていると無宗教なのに思わず神を信じてしまいそうになるようなエネルギーがあります。
一番有名なのはオルガン曲の
トッカータとフーガ
これは本当にみんな知っていると思います。
バッハの素晴らしいところは
緻密に構成された音楽と荘厳な響きです。
同じドイツ人でもヘンデルとは全く違いますね。
ちなみにブランデンブルグ協奏曲第2番はトランペットがすごいです。
この曲についても前に書きました。
あとのだめでも千秋がピアノ協奏曲の第一番を弾いてましたね
宗教曲も素晴らしく、クリスマスオラトリオやロ短調のミサも名曲。
ちなみにトランペット超大事w
クリスマスオラトリオより
ロ短調ミサ
パッヘルベル
パッヘルベルと聞いてもいまいちピンと来ないと思いますが
カノンはみんな知っています。
このトランペットアンサンブルもかっこいい
パッヘルベルもドイツ出身のオルガニストです。
テレマン
同じくドイツの作曲家で、トランペットのための曲もたくさん書いているバロック期のとても重要な作曲家です。
トランペット協奏曲
トランペットソナタ
この頃の音楽はキラキラしていてそこまで大規模でなく、こじんまりとまとまっています。
そして時代とともに音楽も徐々に変わっていきます。
ハイドン、モーツァルトやベートーヴェンの時代~古典~
この時代から、ハイドンが交響曲や協奏曲といったスタイルを確立していきます。
ソナタ形式とかなんとか学校で勉強させられた覚えがあるのではないでしょうか。
協奏曲は器楽のソロ+オーケストラという組み合わせ。
のだめで黒木くんが吹いていたモーツァルトのオーボエ協奏曲
黄金伝説でいつも流れていたモーツァルトのホルン協奏曲
ハイドン
ハイドンは現在の交響曲のスタイルなど、古典の礎を築いた人物
なんといってもトランペット協奏曲
交響曲も100曲以上書いてます
これも確かのだめで千秋が指揮のコンクールで振っていたかと
モーツァルト
最も有名な作曲家の1人で
彼の作品はとにかく軽い
彼は常に革新的な音楽を作り続け、どんどんヒット曲をつくりました。
非常に短命でしたが、音楽の世界を変えた偉人。
交響曲第40番。聞き覚えがあるかと思います
この曲もよくテレビでも聴くと思います。
オペラもいっぱい書いています。
魔笛の夜の女王のアリア
魔笛から「恋人か女房か」
これはのだめでも使われてたと思います。
ピアノ協奏曲も最高で、僕は短調の20番が好きです。
初めて買ったCDはこれです。w
このアマデウスというモーツァルトの半生を描いた映画は面白かったです。
ちなみにモーツァルトに英才教育を仕込んだのは父であるレオポルト・モーツァルトで、彼はなんとトランペット協奏曲を書いています。
モーツァルトはホルン協奏曲は4曲も書いているのになんでトランペットはないんでしょう…
書いたけど楽譜がなくなってしまったという説もありますが、単純にトランペットが嫌いだったとも笑
ベートーヴェン
ベートーヴェンは一番有名な作曲家でしょう。
第九と運命しかご存じない方も多いと思いますが、他にも素晴らしい曲がたくさんあります。
難聴になる前と後とでの作風の変化
ベートーヴェンは初期とそれ以降で作風が全く異なります。
これはまだ難聴になる前の作品。
ハイドンやモーツァルトの流れを汲んでいて、
なんというか「普通」な感じがすると思います。
難聴で精神を侵された後↓↓
交響曲第3番「英雄」
元々は「ナポレオン」というタイトルだったが、皇帝に即位したナポレオンに憤怒したベートーヴェンが題名を書き換えたという話が残っています。
堂々としている曲。
わかりにくいかもしれませんが徐々に彼の個性が表れ始めています。
交響曲第5番
運命。ここら辺から今までと全く違ったスタイルになっていきます。
初めてトロンボーンが導入されます。ちなみに4楽章のみ。
4楽章は聴いたことないかもしれませんがおすすめです。
ちなみに有名な替え歌で、冒頭が
「ドーミーソーがあ、わ、な、い、よー」って聞こえます
交響曲7番
のだめのおかげで日本で一躍有名になりました。
「舞踏の神化」称されるほどのリズミカルな曲。
第九
ベートーヴェンの集大成。ラッパがつらい。
合唱の入る4楽章はもちろんおすすめですが、ホルンの美しいソロがある3楽章もおすすめです。
ピアノ協奏曲
5番が一番有名です。
器楽曲
のだめで峰くんが弾いていたヴァイオリンソナタ・春は有名です。聴きやすい
ホルンソナタは書いているのにトランペットはありません。。。
その頃は落ち目だったから仕方ない。。。
ピアノ三重奏。
ちなみに今年の3月にホルン、トランペット、ピアノで原調でこの曲を演奏しました。
ちなみにこの3曲は難聴になる前に作曲されたものです。
なんとなく雰囲気の違いがありますね。