山口組の分裂から27日で1年。抗争状態が続く中、組関係者は緊張といらだちを募らせている。ある神戸山口組系組織の組長が、朝日新聞の取材に答えた。
東日本にある神戸山口組系組織の組長は外出の際、同行の配下組員に鉄板入りのカバンを持たせている。自宅マンションのエレベーターには乗らず、住む階とは異なる階の外階段を使って出入りしているという。取材に「いつ襲われるかわからない。警戒を怠ることはできない」と話した。
抗争事件が起きるたび、上層部から「返し(報復)はするな。9月下旬までは動くな」と指示が来る。組長によると、「9月下旬」は伊勢志摩サミット関連の国内会議が終わる時期を指すという。最後の関連会議は9月24日から2日間、長野県で開催予定のG7サミット交通大臣会合だ。
これまでは指示を守ってきた。…
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朝日新聞社会部
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