殺傷事件１か月 元職員は障害者を冒とくする供述続ける8月26日 4時47分

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相模原市の知的障害者施設で入所者が刃物で刺されて１９人が死亡、２７人が重軽傷を負った事件から２６日で１か月です。殺人の疑いで再逮捕された元職員の男は、一貫して障害者を冒とくする供述をしているということで、警察は、事件を起こす動機を持つようになったいきさつを調べています。

この事件は、先月２６日の未明、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」で、入所者が刃物で刺されて１９人が死亡、２７人が重軽傷を負ったもので、警察は施設の元職員、植松聖容疑者（２６）が、入所者９人を包丁などで刺して殺害したとして殺人の疑いで再逮捕し、事件の全容解明を進めています。

これまでの調べで、植松容疑者はことし２月、入所者を殺害したあと警察に出頭するという事件の計画を記した手紙を書いていますが、その後の調べに対し、「事件のあと警察に出頭する計画だったので、その前に警察に捕まるのは避けたかった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。当時、植松容疑者は施設の職員の通報を恐れて車で現場を離れる途中、施設に急行した複数のパトカーとすれ違ったと説明しているということです。

植松容疑者は、逮捕直後から事件の動機として、一貫してこの手紙に書かれた障害者を冒とくする供述をしているということで、警察は、計画に固執した理由や事件を起こす動機を持つようになったいきさつを調べています。