「忙しい」という言葉が嫌いです。
その言葉が、人を幸せから遠ざけるような気がするのです。
だから出来るだけ使いたくない。
でも今、毎日の生活の中で「忙しい」とついつい思ってしまう自分がいます。
昔は長編小説を読むことが出来たのに、今はそんな余裕はありません。
ゆっくりと物事を考える時間、空白の時間、何もすることのない暇な時間。
なかなかそれが出来ません。
そんな日々の中、日暮れ時に自宅近くを散歩するのが楽しみです。
裏山に登りながら海を見ると、大海原に沈むゆく太陽が、まるで巨大スクリーンに刹那の絵画を描くように刻一刻とその姿を変え、息を飲む美しさを見せてくれます。
二度とないその造形に心が洗われる気がします。
同じ夕陽を見ていた友たち
今日はやはり夕陽が素晴らしかったようで、室蘭の多くの友達がFacebookに夕陽の写真をアップしていました。
同じ時に、同じ気持ちになった人がたくさんいる。
うれしいです。
この写真も、そんな一人が撮った写真です。
このままでいいのか
今私が住んでいるのは、室蘭のはずれ。
街中に出るバスも1時間に1本くらいだったりします。
家の周りを30分ほど散歩をしていても、人と出会うことはほとんどありません。
ポケモンとも出会いませんが。
でも今の環境が私はとても好きです。
とても美しく、心が落ち着きます。
でも、そう思う一方で、このままここで一生を終えていいのだろうか、という気持が常にあります。
また東京に行く(戻る)べきではないか。
でも、ここに引っ越してきてまだ7ヶ月半。
室蘭に来てからもたったの2年。
先のことなんて全然わかりません。
ずっと私は自分の将来を思い描いてきました。
それなりの大学を出て、東京の大企業に就職し、結婚して、マイホームを持って、なんたらかんたら。
でも、ことごとく予想通りにはなりませんでした。
心に描く未来予想図は…、思ったとおりに全然かなえられていません。
でも今こうやってなんとかやってきています。
それどころか、今がとても幸せです。
たくさんの素晴らしい人とここで知り合うことが出来ました。
自分の力を少し信じてもいいのかな。
そう思ってこれからやってゆきたいです。
この記事へのコメント